CD Review

バトルズ

バトルズ

ミラード

星3.5個 Warp
プログレのインディ・ロック化

ニューヨークを拠点にする4人組バンドのデビュー・アルバム。何と全曲演奏のみのインストゥルメンタルで、70年代のプログレを思わせる音なのだ。ただ、その音を貫くエネルギーとパワーが、まるで現代的なロックだといわんばかりのヘンテコなアルバム。もともとはヘルメット、ドン・キャバレロ、リンクスなどといった実験性の強いインディ・バンドで活躍してきたメンバー。だから、これはプログレが完全にインディ・ロック化したとも言える作品なのだ。演奏を引っ張るのは、とてつもないリズムでドラムを叩きまくるジョン・ステイ。まるで全速力でヘアピン・カーブに突っ込むクルマのようなスリルを伴う。ただ時にはそのまま大破してしまうのだが。またギターやシンセなど、どのパートもリズムを刻むことがベースになっている。だからどんなに奇妙なフレーズの組み合わせも、なぜかすんなりと上手くいってしまうのだ。いったん聴いたら、病みつきになるだろう。

Text by Christian Hoard
Battles - Mirrored で購入!

コメントを書く

コメントを掲載するには管理者の承認が必要なため、時間がかかる可能性がございます。
また誹謗中傷するような内容のコメントは、掲載を控えさせていただく場合がございますのでご了承ください。

←公開はされません。