椎名林檎もかつてカヴァーした「ヤー・ブルース」が収録されていたビートルズの『ホワイト・アルバム』のように、メンバーそれぞれが自作曲を持ち寄ったのが本作。しかもひとり1曲ずつ、全5曲という体裁を取っているため、否が応にも出来映えを比べられることになるが、林檎自身の作によるジャズ歌謡な「今夜はから騒ぎ」はもちろん、ギターの浮雲によるエレクトロ・ファンク調のナンバー「sa_i_ta」が、思いのほか素晴らしい。ほかのメンバーがリードを取る曲は、熱心なファン向けかも。

RECOMMENDEDおすすめの記事


MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE