バンド結成20周年を迎えて、ミュージックビデオ集やトリビュートアルバム、フリーライヴなど話題が続いたクラムボン。そんなアニバーサリーイヤーの締めくくりとなるのが5年ぶりの新作。エレクトロニックや弦楽器、ラップなど、さまざまな要素を織り交ぜたカラフルでアイデア豊かなナンバーが並ぶが、その核にあるのはメンバー3人の個性がダイナミックにぶつかる唯一無二のバンドアンサンブル。デビュー時には“ピアノ・ロック”なんてふうにも呼ばれていたが、本作はそこから遥か遠くまで歩き続けてきたバンドの驚くほどフレッシュな到達点だ。

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