イーグルスの人気ソング・ベスト10

By ANDY GREENE
photo:(Gijsbert Hanekroot/Redferns/Getty)
ローリングストーン誌 読者投票:「ならず者」「テイク・イット・イージー」「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」をしのいだ楽曲は?

再延長の発表でも控えていない限り、イーグルスは2年にわたる「ヒストリー・オブ・ジ・イーグルス」ツアーを、今年の7月29日に開催されたルイジアナ州ボージャー市のセンチュリーリンク・センター公演をもって閉幕した。大成功に終わったこのツアーでは、彼らの作品が時系列で演奏され、オープニングには1975年にバンドを脱退して以来、初めてのツアー参加になるギタリストのバーニー・リードンも登場した。イーグルスはもう何年も採り上げることのなかった「サタデイ・ナイト」「ドゥーリン・ドルトン」「今朝発つ列車」といった曲も演奏している。この一大ツアーの終えんを祝して、ローリングストーン誌はイーグルスのフェイバリット・ソングについての読者投票を募った。以下がその結果である。

10. 「ピースフル・イージー・フィーリング」

シンガー・ソングライターのジャック・テンプチンがまだサンディエゴのコーヒーハウスでライヴをして回っていたころに書いた、心配事のない人生と新しい愛についての曲が、イーグルス結成当時のグレン・フライの耳にとまり、イーグルスはこの曲をデビュー・アルバムでカヴァーすることとなる。このことはテンプチンの将来の経済面を大きく左右することになった。この曲はイーグルス1972年のデビュー・アルバムからのサード・シングルで、ホット100で最高位22位を記録した。
今では多くの人がこの曲のことを、映画『ビッグ・リボウスキ』の主人公デュードがタクシーに乗った時に流れている曲として覚えている。デュードが「オレはイーグルスなんて大嫌いなんだ」と言うと、運転手は彼をクルマから放り出してしまうのだ。こんなにメロウなのに、イーグルスは今でも賛否両論を巻き起こすバンドなのだ。


9. 「時は流れて」

『ホテル・カリフォルニア』の制作に取りかかる直前に、ドン・ヘンリーは、インテリア・デザイナー(後にジュエリー・デザイナーに転身)のローリー・ロドキンとの手痛い別れを経験する。彼はありったけの傷心と後悔を「時は流れて」に注ぎ込んだ。彼はこう歌う。「僕にできたことはたくさんあったはずなんだ、ベイビー。自分が置き去りにしたものや、失われた時間を後悔することをやめることすらできない」。この哀しみのバラード(ストリングス付き)は、アルバムのA面を締めくくるだけでなく、B面の頭にも交響曲のようなリプライズが収められている。この曲はシングルカットされていないが、ファンの人気は高く、1994年の『ヘル・フリーゼズ・オーヴァー』再結成ツアーのハイライト曲であった。

TRANSLATION BY KUNIAKI TAKAHASHI

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