ピクサー映画人気ベスト10

By ANDY GREENE
Photo:(Walt Disney Pictures/Everett; ©Buena Vista Pictures/Everett)
『トイ・ストーリー』、『ファインディング・ニモ』、『インサイド・ヘッド』より高評価なのは?

ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』は劇場公開されて数週間にもかかわらず、全世界で2億6640万ドルという驚くべき総利益をあげている。『インサイド・ヘッド』は、ピクサーが20年前に初めて制作した『トイ・ストーリー』から数えて15番目の作品だ。『トイ・ストーリー』の成功でピクサーはハリウッドで最も尊敬される映画会社の1つにのし上がった。最近の『モンスターズ・ユニバーシティ』や『カーズ2』などの作品によって、続編ばかり作るようになってしまったのかとの不安の声もあがっているが、ピクサーがこれらの成功に甘んじてはいないことは『インサイド・ヘッド』が証明している。ローリングストーン誌では読者を対象に最も好きなピクサー映画を問うアンケートを行った。結果は次の通り。


第10位『カールじいさんの空飛ぶ家』


思い出の詰まった家からの立ち退き命令に直面する、妻に先立たれた78才の気難しい老人の物語、と聞くと可愛らしい子供向け映画の話とは信じがたい。だが、ピクサーの天才たちはこの老人、カール・フレドリクセンを家に大量の風船を結び付けて空高く飛ばさせてしまうことで、全世界の子どもたちのヒーローにすることに成功した。誤って空飛ぶ家に乗り込んでしまった小さな自然探検隊員ラッセルとともに、カールじいさんは素晴らしい冒険に出会い、2人はやがて強い絆で結ばれてゆく。日常からの逃避行を夢見たことのある多くの人からの支持を受け、本作は7億3100万ドルの興行収入を叩き出す大ヒットとなり、熱狂的なレビューが寄せられた。


第9位『カーズ』


老人ホーム行きを拒む孤独な老人の物語を子どもたちに売り込むのは難しかったかもしれないが、擬人化された車たちの映画なら簡単だ。登場するのは少年たちの大好きなパトカー、救急車、レーシング・カー、消防車。こうした車たちが車の世界で活躍するこの映画は子どもたちの心を掴んだ。『カーズ』は、大都会のレーシング・カーが個性豊かな車たちの住む小さな町で自分自身を見つける物語だ。田舎の面々が主人公に愛とは何か、人生で大切なものは何かを教え、主人公も徐々に華やかな大都会の生活に疑問を持つようになるという辺りは『ドク・ハリウッド』に似ている。批評家たちの受けはいまいちだったが、2011年の続編の評判は実に悪かった。この映画がピクサー史において最も批判的なレビューを受けた映画の1つであるにもかかわらず、『トイ・ストーリー』、『ファインディング・ニモ』、『Mr.インクレディブル』などの続編と、『カーズ』はさらにもう1作品を制作するというピクサーの計画は、人々を大いに驚かせた。

Translation by Kise Imai

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