レイア姫キャリー・フィッシャーロングインタヴュー: 「私の心がスター・ウォーズから離れたことは一度もないわ」

ー心のどこかで、もう一度作品に出演することを望んでいたと思いますか?

わからないけど、出演依頼に驚いたりはしなかったわ。不思議なくらい自然に受け止められたの。この作品への出演もそうだし、スター・ウォーズが自分の人生にどれほどの影響を与えたかについて執筆することもね。文字どおり、私の人生の一部だから。

ー『帝国の逆襲』発表時のローリングストーン誌のインタビューで、あなたは自分が3度にわたって演じたキャラクターのイメージが死ぬまでつきまとうことにウンザリしていると話していました。 

当時はそう感じていたわ。でも私はその事実を受け入れることにしたの。どうせ変えられないなら、開き直ったほうが賢いもの。抗ったって疲弊するだけだってわかったのよ。
でも今年になって、その呪縛から解き放たれたように感じたの。大切なのはどんな作品に出演するかということではなくて、作品に出演したことで得た経験なんだって悟ったのよ。そしたらすごく気が楽になったし、スター・ウォーズの一部であるということを心の底から誇れるようになったの。だって、1977年に世界中の人々がアメリカのことを知るきっかけになった作品の一部なんですもの。今回の作品からはディスニーが関わることになって、私が口を滑らせて秘密を漏らしてしまわないように見張り役を付けられてたの。私が発言には気をつけてるって言っても同意してもらえないかもしれないけど、ほんとにそうなのよ!自分の発言ひとつで、この作品に情熱を注ぐすべての人々に迷惑をかけてしまうかもしれないことは自覚しているもの。

ー最新作で再びレイア姫を演じ、またハン・ソロことハリソン・フォードと共演してみていかがでしたか?

最初はすごく緊張して、セリフを忘れちゃったりもしたんだけど、すぐ慣れたわ。感覚を取り戻したの。「40年経ったけど、私が私であることには変わりない」、そう自分に言い聞かせたの。作品への期待の高さもあって、キャラクターの魅力を引き継ぎつつも、より洗練した演技をしなければならないっていうプレッシャーはあったわ。あと共演者には自分よりずっと若い人たちが多かったから、負けていられないっていう気持ちもあったと思うわ。

ーフェミニズムの浸透という点でも、レイア姫の功績は大きいと思います。

私もそう思うわ。

ー悩める乙女だったレイア姫は、やがてたくましい女性へと成長しますが…

悩んでなんかいたかしら。

Translation by Masaaki Yoshida

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