レイア姫キャリー・フィッシャーロングインタヴュー: 「私の心がスター・ウォーズから離れたことは一度もないわ」

ー『帝国の逆襲』ではアーヴィン・カーシュナーが俳優陣の指揮をとったと言われていますが、現場での彼とハリソン・フォードの親密さはよく報じられていました。

彼だけじゃなかったと思うわ。ハリソンはスターだから、仲良くなりたいと思うのは当然よ。でも本当は、彼はあまりおしゃべり好きじゃないのよ。みんなそのことを知ってて、あえて積極的に話しかけていたのかもね。いい度胸してるなって思われたかったんじゃないかしら。

ーあなたの「あなたを愛してる/わかってるわ」というセリフのシーンの撮影時に、カーシュナーは現場の様子を録音していたと言われています。変更が加えられたハリソン・フォードの台本が本人に手渡された際に、そのことを本人に告げたところ、心底驚いた様子でした。

ウフフ、そうでしょうね。

ーあなたとハリソンが言い争う様子も報じられました。

そうだったかしら?

ーあなたの知らないところで、彼らがあなたの台本に変更を加えようとしていたからだと言われています。

そうだったわ!確かにあれは気に食わなかったわ。ハリソンは当時よく台本に手を加えていたの。でも彼からは多くを学んだわ。『ジェダイの帰還』で、私がビキニ姿でジャバに囚われているあのシーン、忘れられないデートのひとつね(笑)あのシーンでこう言われたの。「そのまま動かないで。脇腹の皺がいい具合だから」。ジャバが「お前はサーラックの胃袋で3,000年かけて消化されるのだ!」って話す、あのシーンのことよ。

あのシーンで誰も発言しない中、私はただ黙って座っているの。だからリハーサルで、私がアドリブで「私のことは心配しないで!」って言ったら、ハリソンは気に入らなかったみたいなの。シーンの深刻さが薄れるからやめろって言うのよ。確かにそういう見方もあるのかもしれないけど、私には私の考えがあったから当然反論したわ。他のシーンではキャラクターたちが大声で怒鳴り散らかしてるのに、ビキニ姿の女は発言するべきじゃないとでも言われているようで、納得がいかなかったもの。でもハリソンと言い争ったっていうのは、今となってはいい思い出ね。

Translation by Masaaki Yoshida

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