この作品では新たなキャラクターやクリーチャー、惑星たちも登場する。その中でも重要なのはデイジー・リドリーとジョン・ボイエガという2人の若きイギリスのスターだ。リドリーはまったく無名の存在だったが、砂漠の惑星の清掃人レイを演じる。ラストネームは明かされていない(シリーズでオリジナルの作品の過去を描いた前日譚『ファントム・メナス』から『シスの復讐』まででルークとレイアの母を演じたナタリー・ポートマンに似ていることは何も意味しないか、すべてを意味するのかのどちらかだろう)。
ボイエガは2011年のSFカルト映画『アタック・ザ・ブロック』で演じたティーンのギャングのリーダーが記憶に残っているが、かつてストーム・トルーパーだったフィンを演じている。こちらもラストネームは明らかにされていない。しかしエイブラムスがこのキャラクターは「特定の人種を想定して書いたものではない」と言っていることから彼の姓が“カルリシアン”だろうというネット上での憶測は意味をなさないだろう。さらにエイブラムスは—彼はネタバレする人たちを錯乱させるようなものを用意していることで有名だ—はレイについても同じことを主張していて、そのため彼女がスカイウォーカーだという推測を複雑なものになるだろう。
新たに登場したボールのような形をしたドロイドBB-8とデイジー・リドリー(David James/© 2015 Lucasfilm Ltd.)