2016年「ロックの殿堂」受賞者たちの歓喜の声:N.W.A.、ディープ・パープル、チープ・トリック

ANDY GREENE | 2016/01/05 18:00

| Louise Kennerley/Fairfax Media/Fairfax Media via Getty Images/Pacific Pres/Al Pereira/Getty Images |


もう50年にもわたってスティーヴ・ミラー・バンドを率いていたにもかかわらず、スティーヴ・ミラーは表彰式では1人で演壇に立つ予定だ。「これまでスティーヴ・ミラー・バンドに属したことのあるメンバー一人一人が、このバンドを作り上げてくれた」と彼は語っている。「そんな人たちがいなければ、私はここまでやってこられなかった」

N.W.A.以外のすべてのアーティストは今でもツアーを行っており、表彰式には昔のメンバーも参加する予定だ。メタルファンにとって興味深いのは、1993年にバンドを離れて以来、一度もバンドと共演していないギタリスト、リッチー・ブラックモアの近況だ。イアン・ペイスは、ブラックモアが姿を見せるのか、演奏をするのか、まったく知らないという。「彼は煙に巻くのが好きだからね。演奏すると思っている人が多いなら、彼は演奏をしないかもしれない。僕ならどちらにも賭けないけどね」

ペイスは、演奏については現在のメンバーと一緒に決断を下すとしている。「我々に雇われメンバーはいない。ドン・エイリー(キーボード)もスティーヴ・モーズ(ギター)も、バンドの正式なフルメンバーだ。何でも共有しているし、意志決定も一緒にしている。だから、オリジナルメンバー3名がやりたいこと、やりたくないことについては、お互いに相談をして、どう思うかを話し合わないといけない」

表彰式ではシカゴのシンガー兼ベーシストのピーター・セテラが、1985年のバンド離脱以来初めて、共演を果たすことになる。「実現するのだとしたら、今回がまたとない機会だろう」とラムは語っている。「個人的にも、感動的な出来事になると思う・・・ピーターとは時々話をしている。もう長年ベースを弾いていなかったことは知っているが、相変わらずうまいベースプレイヤーだよ。少なくとも歌ってはくれると思っているんだけど」

チープ・トリックのファンも、2010年に離脱したオリジナルドラマーのバン・E・カルロスが参加した演奏を楽しめるかもしれない。近年の両者は訴訟を抱えているが、それでも共演は実現するのだろうか。「招待はしているよ」とニールセンは語っている。「彼が来るかどうかは、僕にはわかるはずもないけど」 

N.W.A.は、新作映画『ストレイト・アウタ・コンプトン 』のプロモーションもあって、ここ数年は何度も再結成ステージを踏んでいる。「レンとイェラ、ドクター・ドレーと一緒に参加できると思う」とアイス・キューブは語っている。「スヌープ・ドッグがイージー・Eの代理をしてくれるかもしれない。聞いてみようと思う。ほかにも何人かに声をかけることになると思う」

N.W.A.はこれで、グランドマスター・フラッシュ&ザ・フュリアス・ファイヴ、ビースティ・ボーイズ、ランDMC、パブリック・エナミーに並んで、ホール・オブ・フェイマーのエリート・ラップグループの一員になったことになる。「インパクトの強かったグループとしては、まさによりすぐりの顔ぶれだ」とアイス・キューブは語っている。「面白いと思うのは、ヒップホップのグループというのは基本的に、ウータン・クランを最後に消滅しているんだよ。最初はみんなグループだったけれど、その後はソロアーティストばかりなんだ。次に殿堂入りするソロ・ラッパーが誰になるのかは興味深いところだね」
Translation by Kuniaki Takahashi

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