ダフト・パンクのドキュメンタリー映像が公開: 2体のロボットが奏でる、自由としての音楽

2006年コーチェラ・フェスティバルでのパフォーマンス( Photo by Karl Walter/Getty Images)

「ダフト・パンクは自由の象徴なんだ」『ダフト・パンク・アンチェインド』の監督が語る

トーマ・バンガルテルとギ=マニュエル・ド・オメン=クリストの2人からなるフランス人デュオ、ダフト・パンクは過去20年以上にわたってダンス・ミュージックの世界を刷新し続けてきた。

活動初期から2014年のグラミー賞受賞に至るまで、彼らの軌跡を辿るドキュメンタリー『ダフト・パンク・アンチェインド』の監督を務めたHervé Martin Delpierreは、この作品でロボットマスクに覆われた2人の素顔を見事に描いてみせた。2015年12月10日午後9時、そのドキュメンタリーのショートクリップがアメリカのテレビ局ショウタイムにて初公開された。


『ダフト・パンク・アンチェインド』に収録されている、2006年のコーチェラ・フェスティバルでのライブ映像 

その映像には、ダフト・パンクの元マネージャーのペドロ・ウィンターと音楽ジャーナリストのMichaelangelo Matosが、2006年のコーチェラ・フェスティバルのピラミッド・ステージで行われたライブを振り返るシーンが収められている。10,000人収容のテントに40,000人が詰めかけたその伝説的パフォーマンスは、ダフト・パンクの名前をメインストリームに浸透させるきっかけとなった。

「あんなショーは誰も見たことがなかったんだ」Matosはそう話す。「まさにネクスト・レベルのパフォーマンスだった。その時テントにいた誰もがこんなメールを送ってたんだ『マジで史上最高のショーだ!これを見逃したら死ぬまで後悔するぞ!』ってね」

Delpierre氏はローリングストーン誌のメールインタビューに応じ、カニエ・ウエストやファレル・ウィリアムス、そしてミシェル・ゴンドリーらも出演したドキュメンタリー『ダフト・パンク・アンチェインド』について語ってくれた。

Translation by Masaaki Yoshida

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