マイリー・サイラス、授賞式におけるワイルドな行動トップ10

6位 アメリカン・ミュージック・アワード(2013年)


テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」や「Late Night with Jimmy Fallon」にゲストとして出演するなど、2013年終わりのマイリー・サイラスは引っ張りだこだった。トワーキングで知られるこのポップスターはアメリカン・ミュージック・アワードでバラード曲「Wrecking Ball」をパフォーマンスする間、テーマに猫を採用した。マイリーはステージ上でダンスはせず、映し出された映像—具体的に言うと、このヒット曲に合わせて口パクする大きな猫の顔—を前にパフォーマンスしたのである。2コーラス目の後、巨大な猫は宇宙を旅しながら涙を流す。もちろんマイリーはこのシーンに合わせて猫柄のレオタードに身を包んでいた。


5位 ビデオ・ミュージック・アワード(2014)

トワーキングしまくったMTVビデオ・ミュージック・アワードから1年後、マイリーはもう少し穏やかな形で戻ってきた。彼女は観客席に引っ込み、ケイティ・ペリーやサム・スミスたちと並んで座っていた。そして「Wrecking Ball」で「ビデオ・オブ・ザ・イヤー」賞を受賞するまでみんなを驚かせることはなかった。受賞が発表されても彼女は席に残ったままだった。ジェシー・ヘルトという22歳の男性に、自分と全米に160万人いる若年層のホームレスを代表して賞を受け取らせたのである。ヘルトが若いホームレスの一人として路頭に迷っていた自分自身の経験を掘り下げて考え、この問題全般についてスピーチしている間、涙を流すマイリーの姿をカメラは捉えた。それは感動的ではあったが、ヘルトは公の場に登場したことで法に触れる問題を起こすことになった。2010年に起こしたあるアパートへの侵入罪に対するオレゴン州での保護観察の規約を破り、LAに移動していたことが発覚したのである。昨年10月、この違反によって彼は逮捕され6ヶ月の禁固刑が言い渡された。一方マイリーは今年初め自身の財団「ハッピー・ヒッピー・ファウンデーション」を設立し、ホームレスと潜在的にホームレスになる危険性のある若者の支援を続けている。


4位 マッチミュージック・ビデオ・アワード(2010年)

18歳になったマイリーは “いい子”のイメージから抜け出し、全力でスポットライトの中に踏み出す準備を万全に整えていた。4シーズン分の「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」の経験を積み、映画『ラスト・ソング』の共演者のリアム・ヘムズワースを横に従えたマイリーは2010年のカナダ・マッチミュージック・ビデオ・アワードの司会者に適任だった。マイリーは「Party in the U.S.A.」で「インターナショナル・ビデオ・オブ・ザ・イヤー」を受賞、式ではこの曲と3枚目のアルバム「Can’t Be Tamed」からタイトル曲をパフォーマンスした。マイリーは授賞式の間じゅう興奮状態のように見え、そのドレスも人々に強烈な印象を残した。最初はバイカーの女の子に扮して現れ、その後は今にもほどけそうなミイラ風衣装で登場したのである。

Translation by Yoko Nagasaka

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