マイリー・サイラス、授賞式におけるワイルドな行動トップ10

3位 MTVヨーロッパ・ミュージック・アワード(2013年)

Photo by Kevin Mazur/WireImage


2013年のMTVビデオ・ミュージック・アワードのパフォーマンスの後、マイリーはポップミュージック界の扇動者の第一人者の地位を守り続けるものとして評価された。アムステルダムで開催されたMTVヨーロッパ・ミュージック・アワードでは単純に、かつ直接的—おそらく乱暴に、と言う人もいるだろう—にことを成し遂げた。受賞スピーチの場でマイリーはすぐにバックからマリファナを出し、火をつけて煙を吐き出したのである。その夜、マイリーはヒット曲「We Can’t Stop」と「Wrecking Ball」の2曲を2回に分けて披露したのであるが、トップニュースになったのはステージ上でのマリファナだった。


2位 ティーン・チョイス・アワード(2009年)


マイリーが授賞式で初めてみんなを驚かせたのは2013年のビデオ・ミュージック・アワードよりもはるか昔、16歳のときのティーン・チョイス・アワードだ。テレビ、映画、音楽の分野で賞を独占した後、マイリーはファンへの感謝として「Party in the U.S.A.」を初披露した。ショートパンツ姿でトレイラーから出てきたマイリーはアイスクリームのカートに向かい、ポールダンスをして見せた。保守的な一部の観客から、彼女のポールダンスの動きはテレビ番組ではあまりにもきわどいという文句が上がり、激しい抗議が噴出した。彼女の動き方も明らかだった。歌詞の中の「ジェイ・Z」を「マイケル・ジャクソン」に変え、「Movin my hips like yeah(腰を振り動かして)」と歌いながら、軽いトワーキングを披露しているのだ。


1位 MTVビデオ・ミュージック・アワード(2013年)

Photo by Jeff Kravitz/FilmMagic for MTV


舌を突き出し、着ぐるみのクマをきたダンサーたち一団を後ろに従えてステージに現れた瞬間から、マイリーは独力で、それまで数年続いていた何の議論も起きずパッとしないビデオ・ミュージック・アワードを生き返らせた。同時に彼女はポップス界の危険人物として自分のキャリアをリニューアルする地盤を固めたのである。シングル曲「We Can’t Stop」の後、マイリーはロビン・シック、2チェインズ、ケンドリック・ラマーをステージに迎え入れ、そこは目が離せないカオスへと変わった。そして彼らと共にロビン・シックの「ブラード・ラインズ」と「Give It 2 U」を披露した。マイリーは衣装を脱ぎヌードカラーのラテックスのビキニになると、自分よりかなり年上のこのR&Bシンガーを相手にトワーキングしてみせたのである。彼女は今年、ビデオ・ミュージック・アワードに司会として戻ってくるが、この年の見せ場のせいでMTVへの出演が禁じられたという噂も飛び交っていた。

Translation by Yoko Nagasaka

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