デヴィッド・ボウイ、69歳で逝去:約50年間人々を魅了し続けた人生

1997年、彼はニューヨーク市のマディソン・スクエア・ガーデンで自身の50歳の誕生日を祝うコンサートを開催した。このステージにはルー・リード、ザ・キュアーのロバート・スミス、スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガン、ピクシーズのブラック・フランシス、フー・ファイターズ、ソニック・ユースらが集結した。彼は同年、人々から投資を募る手段としてボウイ債と名付けた債券を発行し5500万ドルを集めた。またこの年にはブライアン・イーノと共同プロデュースした『アースリング』でトレント・レズナーとコラボレートし、1999年の『アワーズ…』では再びロックへと回帰している。このアルバムの音楽は、プロデューサーのトニー・ヴィスコンティと再び組んだ2002年の『ヒーザン』とその翌年の『リアリティ』でより磨かれることになる。


1997年1月9日、ニューヨークにて開催されたデヴィッド・ボウイ50歳のバースデーライヴ (Photo by George De Sota/Redferns)

2004年にボウイは心臓発作を起こし、ツアーを中止した。しかし彼は時折音楽シーンに現れ、アーケイド・ファイアやデヴィッド・ギルモアらと共演している。彼がステージでパフォーマンスをしたのは2006年、アリシア・キーズとのデュエットが最後である。この間にも彼はティーヴィー・オン・ザ・レディオ、スカーレット・ヨハンソンやアーケイド・ファイアの作品に参加し、その声を披露している。

Translaion by Yoko Nagasaka

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