トム・クルーズ映画、あなたが好きなのは?人気作品ベスト10

6位『ア・フュー・グッドメン』
ロブ・ライナー監督が、トム・クルーズ、ジャック・ニコルソン、デミ・ムーア、ケヴィン・ポラック、ケヴィン・ベーコン、キーファー・サザーランドといったスターキャストを勢ぞろいさせたこの1992年の映画は、殺人の罪に問われる2人の米海軍兵士についての物語だ。ニコルソンがアカデミー賞にノミネートされたが、事件の真相を知り、証言台でニコルソンに自白を迫る海軍の弁護士を演じたクルーズの方がより際立っている。若きアーロン・ソーキンが執筆した1989年の舞台を映像化したもので、この舞台はこれまで世界中で何度も上演されている。

5位『レインマン』
『レインマン』はとても見応えある作品だが、世間が自閉症についての知識を深める役割は果たさなかった。映画に反して、この病を持つ人たちは床に落ちる爪楊枝の数を魔法のように言い当てたり、カジノでカードを暗記したりすることはできない。好きなTV番組が見られないからといって、大騒ぎすることもない。だが、この映画は自閉症を描くことが目的ではなく、2人のまったく違うタイプの兄弟が、忍耐を強いられる状況のなかで、お互いを愛することを学んでいく物語だ。ダスティン・ホフマンはアカデミー賞を受賞したが、『レインマン』はトム・クルーズがシリアスなドラマ作品でも存在感を示せることを世界に証明した。

4位『7月4日に生まれて』
オリバー・ストーンのベトナム戦争3部作の2本目となる『7月4日に生まれて』は、ロン・コヴィックの実話を描いている。筋金入りの愛国主義者として育った彼は、ベトナムから身体に麻痺を負って帰還。戦争反対の声を上げ始め、やがて1972年の共和党全国大会で行われるリチャード・ニクソンの演説を妨害するために、マイアミに赴く。その後、コヴィックは1976年の民主党全国大会でスピーチの機会を与えられ、退役軍人のための熱心な活動家となった。トム・クルーズにとって80年代最後の作品だ。この10年が幕をあけたとき、彼はまったくの無名だったが、ついには世界で最もビッグな映画スターのひとりとなった。

Translation by Sayaka Honma

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