1970年代にローリングストーン誌が愛したロック・アルバム20枚

Gavin Edwards | 2016/01/31 12:00

| Photo: (Gems/Redferns/Getty; GAB Archive/Redferns/Getty) |

ローリングストーン誌が40年前に賞賛したアルバムを今日あなたに聴いてほしい!

1970年から1979年までの間、ローリングストーン誌の発行は通算250号を超え、そのほとんどには20点以上のアルバム・レヴューが掲載されている。
つまり、編集部はおよそ5,000枚のアルバム・レヴューを行ったことになる。編集部お気に入りの作品の中で、近年聴かれなくなったものがあっても不思議ではない。70年代にローリングストーン誌が愛した、これらの20枚のロック・アルバムは、ミッチ・ライダーからツイッギー、ケイト・ハドソンの父親からポール・マッカートニーの弟まで網羅している。どれもここ数十年でほとんど聴かれることはなくなったが大音量でかける価値のある作品だ。

ファニー『ファニー・ヒル』

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ファニーは、メジャー・レーベルからアルバムをリリースした初めてのガールズ・バンドだった。サード・アルバム『ファニー・ヒル』(ビートルズのエンジニアであるジェフ・エメリックのプロデュース)の時までに、創意に富んだハード・ロックを絶えず作り出しながら、彼女たちは本領を発揮してきた。バンドは70年代中盤に活動を続けた後に解散し、ほとんど忘れ去られてしまったが、デヴィッド・ボウイだけは忘れていなかった。彼は1999年、ローリングストーン誌に次のように語った。「彼女たちは1973年のあの頃の時代で最も素晴らしいロック・バンドのひとつだった。彼女たちは並外れた存在だった。自分たちで作詞作曲した曲をバカみたいに演奏し、ただ驚くほど素晴らしかったが、誰も彼女たちのことを話題にしなかった。その頃にいたほかのバンドと同じくらい重要なのに、ただ時代が合わなかったのだ。」

当時の本誌レヴュー:「ジューン・ミリントンのギター技術は見事で、リード、リズムのどちらの役割も平等にこなしている。ギターと同じく、まさに必要とされるタイミングで美しい旋律の聞かせどころが多く、本アルバム全体で演奏される音楽はいかにもファニーのアンサンブルらしい…。ファニーは音楽の純粋で溢れんばかりのエネルギーを直接取り出すような方法でこのアルバムを作ったが、それと似たような感覚を抱かせるバンドは非常にまれだ。」by Mike Saunders、ローリングストーン誌(以下RS)106号(1972年4月13日)

ザ・モーターズ『アプルーヴド・バイ・ザ・モーターズ』

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このバンドは英国のパブ・シーンから飛び出した。私たちのスピーカーから流れる彼らのセカンド・アルバムでは、電動ノコギリの音みたいなギター調を甘いパワーポップ調に変形させている。「エアポート」は英国でトップ5を記録したシングルだが、バンドが米国市場に進出することはなかった。ギタリストのブラム・チャイコフスキーはこのアルバムの後にバンドを脱退し、ソロとしてのキャリアでかなりの成功を収めた。ザ・モーターズ自体は1982年に解散した。

当時の本誌レヴュー:「『アプルーヴド・バイ・ザ・モーターズ』は、スウィートやスレイド、パイロットなどによる優れた伝統に従い、純粋で砕けるようなポップの完璧に近いフルアルバムである。ニック・ガーヴェイとアンディ・マクマスターのふたりのダイナミックなヴォーカルにより、このジャンルのかわいらしさを切り開いている…。バンドは、自殺について楽しげに語るチープ・トリックと同じ親しみやすい方法で、SM行為についてを主題への不快感を和らげながら、愛らしく歌う。」by Jim Farber、RS 274号(1978年9月21日)
Translation by Shizuka De Luca

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