HYDEインタヴュー(前編):VAMPSとしての海外進出「アメリカのラジオで普通に曲が流れるのが夢」

By Joe Yokomizo 2016/02月号 P28〜35 |
ローリングストーン日本版 2015年1/2月合併号掲載(Photographs by Kazuyoshi Usui )
ローリングストーン日本版 アーカイヴ・インタヴュー
2016年1/2月合併号 表紙巻頭インタヴュー HYDE
過激でも、どこか美しいものが作りたい


L Arc ’〜en〜Ciel、ソロ、VAMPSと、常に独自の世界観を創り出し、既に海外進出をも始めているHYDE。その独自の世界観の起源、そして間もなく25年になろうとする音楽活動の末にHYDEが辿りつこうとしている自らの表現の到達点について聞いた今回のインタヴュー。本誌初登場にして深淵なるHYDEワールドの全貌を語ってもらった。

─本誌初登場なので、まずはHYDEさんのパーソナルな部分から聞かせてください。小さい頃から絵を描いていたとのことですが、きっかけは何だったんですか?

好きだったから、たくさん描いていたんです。たぶん、ちょっと才能があったんですね(笑)。そう思うと、拍車がかかるというか、調子に乗るというか。少なくとも、自分と同じ年代では負けないし、すごく自分に向いているんじゃないかなと思っていたんです。で、将来はこれだなという感じに変わっていって。高校も美術系の学校へ行ってデザインを勉強していたんだけど、自分には色弱というハンデがあった。漫画家とかのように白黒の世界で闘う分にはいいけれど、デザイナーとしてやっていく時に、依頼を受けて色がわかりませんっていうのはどうなんだろうなって、ずっと気にはなってたんですね。でも、とりあえずデザイナーになるための、勉強をしていたら、音楽と出逢って。音楽は僕の見たままを語るだけで相手に伝わるんですよ。僕のみた「赤」はみんなの見ている「赤」とは実際は違うかもしれないけど、僕が「赤」と呼んだら、みんな勝手にそれぞれが思う自分の「赤」を想像するじゃないですか。だから、音楽は自分の足りないところを補ってくれるという感じでしたね。曲作りを始めてからわかったことですけど。

─色って全然わからないんですか?

わかるんですけど、見えてる色が人と違うんですよね。 赤が何%か少なく見えるらしいです。

─それはライヴをやっている時とかには、支障はないんですか?

僕自身はちゃんと見えているので。僕にとって、赤はこの色だっていうのはあるんですが、それがみんなと違うというだけで。 だからこそ、音楽は言葉で伝えられるから、世界が広がったんですよ。

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