デラドゥーリアンインタヴュー:U2やビョークが認める甘美な歌姫

PAULA MEJIA | 2016/02/09 17:00

| 2011年5月11日、英国マインヘッドでパフォーマンスを行うエンジェル・デラドゥーリアン Photo:(Gary Wolstenholme/Redferns/Getty) |

U2やビョークらとのコラボから数年経ち、再発進を果たしたヴォーカル

ダーティー・プロジェクターズの前ヴォーカル兼ベーシストのエンジェル・デラドゥーリアンは、ブランドン・フラワーズやU2などの楽曲にバック・ヴォーカルとして甘美な歌声を提供したことは言うまでもなく、ビョークやフライング・ロータス、エイヴィ・テアのスラッシャー・フリックスをはじめとする、私たちの世代で最も輝き、風変わりなアーティストとのコラボレーションを実施し、ロックの枠を出て最も評価されたオールラウンドなミュージシャンのひとりとなった。

昨年、彼女はデラドゥーリアンという短縮名義でレコーディングを行いながら、単独での再始動を進めていた。
4年にわたり、彼女はツアーの合間にボルティモアからロサンゼルスまで場所を変えて、デビュー・アルバム『ザ・エクスパンディング・フラワー・プラネット』の構想を練りながら、レコーディングを行ってきた。このアルバムはそれぞれの曲を聴かないとわからない複雑な迷路のような芸当で、カンやアリス・コルトレーンの自由奔放な感性やヒンドゥー教の宇宙論の絵、東インドの空間的な感性、ネイティヴ・アメリカンのリズム、日本の神話などを思い起させる。ローリングストーン誌は、デラドゥーリアンが25以上のツアー日程を開始する前に彼女に会い、孤独の利点と癒しのレコーディングについて話を聞いた。(※2015年9月インタヴュー)

ー『ザ・エクスパンディング・フラワー・プラネット』であらゆる楽器を演奏していますが、初めて手にした楽器は何でしたか?

5歳から7歳くらいの時に弾いたヴァイオリン。でもその理由は、子供は皆ヴァイオリンを習うべきだと考える先生のいる学校に通っていたからなの。私はあまりヴァイオリンに関わりたくなかった。両親から何か楽器を習いたいなら自分で選ぶように言われて、私はピアノを選んだわ。だから家にあった、こんなに大きな古い縦型ピアノで弾き始めたのだけど、その音は今までに聴いたことがないような本当にひどい音で、私はいまだにそんなピアノの音は聴いたことがないくらい。たぶんちょっと若すぎてドラムでも叩くような感じで弾くことを考えていたのかもしれない。ピアノをずっと続けてきたのは、それが子供としての課題のひとつみたいだったから。音楽を聴くこと以上に、自分の手を使って、手と思考を切り離したり、物事を分解したりして異なる方法で自分の思考を鍛えるという調整にもなると思う。
Translation by Deluca

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