6 『I Wanna Be Your Boyfriend』のバックコーラスを担当したのは、プロデューサーのクレイグ・レオン
パワー・ポップのサウンドをものの見事に出している、セカンドシングル『I Wanna Be Your Boyfriend』。ベイ・シティ・ローラーズもカバーしたがった曲だと、ディー・ディー・ラモーンは後に語っている。この曲は、ガールズグループのバックコーラスを取り入れたスタイルで、プロデューサーのクレイグ・レオンとサウンドエンジニアのロブ・フリーマンによるものだ。
ジョーイ・ラモーンの実弟であるミッキー・レイも、この曲と『Blitzkrieg Bop』、『Judy Is a Punk』のバックコーラスを担当している。しかしアルバムのライナーノーツには彼の名前は一切記載されなかった。落胆したレイがその理由を尋ねると、「俺たちは、誰がラモーンズのメンバーで、誰がそうでないのかっていう混乱を起こしたくなかったんだ。ファーストアルバムだから、分かるだろ。世間の人たちを混乱させたくなかったんだ。」と、ジョニー・ラモーンはあっさりと答えたのだ。