「ロックの殿堂」30年の歴史を振り返る、奇跡の共演15選

『カム・トゥゲザー(Come Together)』(1994年)

アクセル・ローズ、ブルース・スプリングスティーン

ロックの殿堂は、あらゆるジャンルと世代のアーティストが一体となるめったにない機会だ。中でもひときわ印象的なのは、1994年、故ジョン・レノンの殿堂入りを称えるために顔を合わせた、アクセル・ローズとブルース・スプリングスティーンのデュエットだ。悪名高き問題児のローズが、先輩のスプリングスティーンと微笑みを交わし、ステージを大いに楽しんでいる様子がうかがえる。このパフォーマンスを最後に、ローズは2001年まで公の場から姿を消す。


『イン・ザ・ミッドナイト・ アワー(In the Midnight Hour)』(1999年)

ウィルソン・ピケット、ブルース・スプリングスティーン、リトル・スティーヴィー、ビリー・ジョエル


『レット・イット・ビー(Let It Be)』(1999年)

ポール・マッカートニー、ボノ、エリック・クラプトン、ビリー・ジョエル、ブルース・スプリングスティーン、ボニー・レイット、ロビー・ロバートソン

ソロ・アーティストとして殿堂入りしたこの年、サー・ポールはパフォーマンスを予定しておらず、フィナーレを飾るこの曲でふたたびビリー・ジョエルがヴォーカルの代役を務めた。しかし、マッカートニーはじっとしていられず、曲の途中でステージに登場し、人々を驚かせた。ビリー・ジョエルなど、びっくりしすぎて歌詞を噛んでしまったほどだ。ビートルズの次に最高のバックバンドの力を借りて、マッカートニーはこのナンバーを歌い上げた。

Translation by Naoko Nozawa

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