RS STYLE: MCM

By RollingStone Japan 編集部 2015/12月号 P56〜59 |
Photographs by Kazuyoshi Usui (Item photos)

1976年にドイツのミュンヘンで誕生した「MCM(エムシーエム)」。革職人のプライドを具現化したバッグは、世界中のセレブリティに瞬く間に受け入れられた。日本でもモノグラムとともに世代を超え浸透している。

ヴィセトスと呼ばれるブランドロゴをあしらったモノグラムは、MCMを象徴するもののひとつである。いわゆる“バブル世代”には懐かしく、現在の若者世代には新鮮に感じられる興味深いアイコンだ。同ブランドはその約40年の歴史のなかで、ユニークな変貌を遂げた稀有なブランドのひとつでもある。
日本の旗艦店が銀座にオープンした2014年、MCMは再上陸というかたちでファッショニスタたちに新たな刺激を与えた。その姿は、かつてのモノグラムをあしらったヘリテージラインだけに捉われない、フューチャリスティックで提案性の高いブランド像を提示していた。それは世代や性別を限定しない、今の時代にフィットした次なるラグジュアリーを標榜しているようにも映る。

MCMの世界観が堪能できるお店は銀座に2店舗存在する。ひとつは先述の旗艦店「MCM GINZA HAUS 1」。もう1店舗は、そこから300mも離れていない場所に旗艦店と同年にオープンした「MCMGINZA HAUS 2」だ。前者は落ち着いた空間でエントランスには円形のサイネージが陣取る。後者は随所にダイヤモンド形状を取り入れた内装とエッジーなラインナップが楽しめる。MCMは今も猛スピードで進化し続けている。


MCMのバックパック

Space Odysseyをテーマに掲げた今季、定番のバックパックにもそのエッセンスは随所に散りばめられた。
宇宙をイメージしたプリントの上には“M”をモチーフにした大きなグラフィックが描かれる。
デイパックよりも少し大きなサイズ設定と内部に装備した大きなジップポケットは、都市生活での機能性を追求。
さまざまなデバイスが持ち運べる普段使いのバッグとしても、効果的なアクセント小物としてもひと役買ってくれる。W34.5×H40×D21cm 19万円

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