BIGMAMAが語る「今までとはレベルが違う」アルバム制作裏話

By Mori Tomoyuki 2015/03月号 P42〜43 |
BIGMAMA:ローリングストーン日本版 2015年3月号掲載(Photo by Yoshika Horita)
ローリングストーン日本版 アーカイヴ・インタヴュー
2015年3月号 BIGMAMA

海外のインディーズロック、クラシック、エレクトロなどを融合させた音楽性、華やかなポップ感覚とシリアスなメッセージを共存させた歌によって際立った存在感を示しているBIGMAMAが、約2年ぶりのオリジナルアルバム『TheVanishing Bride』を完成させた。(2015年2月)『消えた花嫁』をテーマにした本作は、独創的なサウンドメイク、光と影をモチーフにした歌詞を含め、現在のBIGMAMAの充実ぶりを反映した仕上がり。バンドのフロントマン金井政人(ヴォーカル/ギター)も、「自分たちの出世作になる」と確かな手ごたえを感じているようだ。

─前作『君想う、故に我在り』(2013年)がリリースされた時、これは BIGMAMAのひとつの到達点だなと感じて。

はい。

─この後、どういう音楽を志向するんだろうと思ったのですが、金井さん自身はどんなヴィジョンを持っていたんですか?

えーと・・・まず、前のアルバムを作ってる時とツアーをまわってる時、各地のフェスでライヴしてる時は、フラストレーションがいちばん大きい時期だったんです。BIGMAMAというバンドはもっといろんな人に愛されるべきだっていう意識、実際にまわっているのはライヴハウス・ツアーで、アリーナ・ツアーではないこと、アルバムで鳴っている音像と自分たちのパワーのバランスを含めて、すべてが上手くいってる状況ではなかったというか。傍から見れば『アルバムを出して、ツアーも各地でソールドアウト。それで何の不満があるんだ』ということかもしれないけど。

─理想と現実のギャップを抱えていた、と。

そうですね。あと、僕らのストーリーの中で言うと、『君想う〜』は表現に重きを置いた作品だったんですよ。それまでフィジカルに盛り上がることで突き進んできたバンドが、「言葉の部分、音楽的なものをちゃんと提示したい」と思ったのがあのアルバムだったんですけど、今振り返ってみると「ああいうことは、もうちょっと歳を取ってからやっても良かったな」と感じていて。そのことを踏まえて、今回はもっとフィジカルに自分たちの良さと直結するようなアルバムを作りたいと思ったんですよね。僕の感覚で言うと、その最初のきっかけは 『Sweet Dreams』 だったんですよ。

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