キッスのジーン・シモンズ、トランプを称賛:「彼は政治システムにとって良い存在」

さらに、シモンズはこう語る。「マケドニアは、ギリシャとの間に壁を作った。イスラエルと近隣諸国もだ。かつては、ベルリンの壁や万里の長城もあった。人々にとって良いものか悪いものかは別として、壁は実際に機能している。冷酷だが、実用主義的観点から見ると、壁は実際に役に立っている。ローマ法王は、壁を作ることは薄情なことだと言っているが、面白いことにバチカンには壁がある。彼らは外の人間を、バチカンの中には入れたくないのさ」

トランプが壁を建設するという考えや、大統領の素質があるかどうかについては、最終的にアメリカ国民一人一人が決めることだとシモンズは考えている。だが彼が一つ確信していることがある。それは、"トランプが、アメリカの政治を永遠に変えてしまった"ということだ。共和党の対立候補者であるマルコ・ルビオが、トランプの性器の大きさについて言及し、トランプがそれに応じるといったやりとりを引き合いに出して、シモンズは、政治の世界にショービジネスの要素が入り込んできたと語る。

かつてバラク・オバマに投票したことを"色々な意味で"後悔しているシモンズは、「政治家について言えることは、彼らが政治屋だということだ」と語り、続けて「トランプは政治家ではない。彼は献金に頼らないし思ったことを口にする。みんながそれを、気に入ろうと気に入らなかろうとね。ムカつくがそういうことだ。そして、彼は気にせずこう言えるんだ"クソッタレ"とね」とコメントした。

「俺はそういうところが好きだ」と、シモンズは続け、こう締めくくった。「例えそれに、賛同できないとしてもね」

Translation by Yuka Ueki

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE