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2016年『ロックの殿堂』セレモニー総括:N.W.A.、チープ・トリック・ディープ・パープルが受賞

ANDY GREENE | 2016/04/13 16:30

| ブルックリンでロックの殿堂入りセレモニーが開催され、N.W.A.、チープ・トリック、シカゴ、ディープ・パープル、スティーヴ・ミラーが見事ロックの殿堂入りを果たした。(Photo by Mike Coppola/Getty Images) |


ディープ・パープルの現在のメンバーのイアン・ギラン、イアン・ペイス、ロジャー・グローヴァーと、70年代にヴォーカルとベースを担当したグレン・ヒューズ、そしてヴォーカルのデイヴィッド・カヴァデールが同じステージに立った。しかし、リッチー・ブラックモアが姿を見せることは最後までなく、ファンの期待は裏切られてしまった。元メンバーなしでのパフォーマンスを望んでいた現在のメンバーに対して、リッチーもまた一緒にパフォーマンスすることを拒否した形となった。

ギターの神抜きとなったステージだったが、『ハイウェイ・スター』、『ハッシュ』、『スモーク・オン・ザ・ウォーター』をエネルギッシュにパフォーマンスしてみせた。またキーボードのドン・エイリーは、『グリーン・オニオン』の一部を演奏し、亡きジョン・ロードに捧げ、ギターのスティーヴ・モーズは、ほぼ完璧なギターさばきでリッチーのギターパートを再現していた。しかしやはり、イアン・ギランとリッチー・ブラックモアによる15分のステージが実現していたなら、ロックの殿堂入りセレモニーの歴史史上最高の再結成ライヴを見ることができただろう。

そして次に、スティーヴ・ヴァン・ザントがステージに立ち、功労賞(Ahmet Ertegun Award for Lifetime Achievement)を受賞した故バート・バーンズの功績を紹介した。ソングライターでプロデューサーだったバートは、ロックの歴史の中で過小評価されてきたが、彼のプロダクションはザ・マッコイズの『ハング・オン・スルーピー』、ジャニス・ジョプリンの『心のカケラ』、ドリフターズの『渚のボードウォーク』などを手掛け、また彼はヴァン・モリソンやニール・ダイアモンドの生みの親でもあった。「彼が音楽界にいたのは、38歳で心臓発作で亡くなるまでのたった7年間だった」こうスティーヴは言った。「でも、この素晴らしいソングライター、プロデューサー、レーベルの社長の偉業を全部話すには、(トークショーでホストを務める)クリス・マシューズの話すスピードが必要なんだ」

功労賞の後は、同じようなレザージャケットを着たザ・ブラック・キーズのダン・オーバックとパトリック・カーニーが登場し、スティーヴ・ミラーのプレゼンターを務めた。「スティーヴ・ミラー・バンドが74年から77年の間の3年間でヒット曲を生み出したのと同じことができるアーティストを見つけるのは、どんなジャンルでもかなり難しいことだと思う」ダンはこう話した。「3年で大量の作品が生まれて、次の年には『グレイテスト・ヒッツ』をリリースしなきゃいけなくなったんだ。そしてあの『アビイ・ロード』よりも多い、1300万枚っていう驚異的な売り上げを達成したんだ」
Translation by Miori Aien

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