エディ・ヴェダー、公演中止に関してスピーチ:LGBTの戦士たちへ楽曲を披露



エディ・ヴェダーのスピーチの全文は以下の通り。


ノースカロライナ州の今の状況に対して、俺たちがどうするべきか、難しい決断をしないといけなかったんだ。ある特定のグループをあらゆる面で差別する法律が、できてしまったからさ。君たちがノースカロライナ州にブーイングしてるのか、そこでコンサートをしない決断をした俺たちブーイングしてるのか、分からないな。でも君たちの気持ちは分かる。

コンサートをやって、全てを解決して、卑劣な法律を撤回するために動いてるみんなを元気づけることができると思ってたから、難しい決断だったんだ。

コンサートをやって、そのお金を寄付しようって考えたけど、現実的に、ボイコットをして重圧をかけることが、一番とびきりの効果を期待できることなんだ。結果、それに巻き込まれるべきじゃないみんなが巻き込まれてしまうのは、残念なこと。でもな、究極なアクションこそが、変化を引き起こしてくれるんだ。それで、俺たちは周りでいろんな動きがある中で、コンサートをするのは間違ってると思った。



ローリーのみんな、謝らせてくれ。ローリーのライヴに来てくれる予定だったみんな、申し訳ない。俺たちときっと同じことを信じてるローリーのみんな、ごめんな。彼らには怒る理由があるし、僕らも怒ってる。でも俺たちは、怒りの矛先を正しいヤツに向けなきゃいけないんだ。そしてそいつらに、考えを変えてもらわなきゃいけない。だってヤツらは間違いを犯したんだ。それも大きな間違い。それを正してもらわないといけない。



だから今夜は、LGBTコミュニティの戦士たちに、この曲を捧げたい。




パール・ジャムは、4月20日にノースカロライナ州ローリーで行われる予定だったコンサートを、渦中のHB2法の可決に対する抗議を理由に中止した。

ファンが撮影した、エディのスピーチとライヴ映像は以下より。

Translation by Miori Aien

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