THE NOVEMBERSに学ぶ、シーンを形成するバンド処世術

By Ryutaro Akima
THE NOVEMBERS のメンバー: 左から、 Ryosukue Yoshiki (ドラム)、 Yusuke Kobayashi (Vocal & Guitar)、 Kengo Matsumoto (ギター)、 Hirofumi Takamatsu (ベース)
オルタナティヴ・ロック、ポストパンク/ニューウェイヴなど多彩なルーツを持つTHE NOVEMBERSが結成11周年を迎えた。

2007年にUK Projectからデビューした彼らは、2013年に独立。自主レーベルMERZを設立する。ロック・バンドにとって激動の時代に、後輩、同志、先輩と幅広く切磋琢磨しながら、独自の地位を独特な手法で確立している。今回は新譜インタヴューではなく、そのバンド処世術について、フロントマンの小林祐介に話を聞いた。

─まずは今年3月で結成11周年を迎えたことについて聞かせて下さい。率直にどんな心境でしょうか?

昨年10周年を迎えた時から楽しみにしていました。自分たちにとっては1並びの数字が特別で、それは遊び心が半分、大事におもしろいことができないかなという気持ちが半分なんです。次の1並びは、111周年ということになるので現実的ではないじゃないですか。だから今年を楽しみたいなと思っています。

─THE NOVEMBERSというバンド名だから1並びを大切にしているわけですが、レコーディングの時間まで1並びなんですよね?(笑)。

はい、午前11時から午後11時までと決めています(笑)。

─この11年を振り返ってもらうと、よく続いたなという気持ちでしょうか?

むしろいつの間にか11年経ってしまった、というのが正直な気持ちです。

─小林さんは現在30歳ですが、結成時は30代の自分などイメージしていなかったわけですね?

全然です。「DON’T TRUST OVER THIRTY」という言葉を10代の終わりぐらいに知り、真に受けていましたから(笑)。

─では結成時のバンドに対する気持ちから、変化した部分は?

美しいものが好きだというのは、リスナーとしてもプレイヤーとしても変わりません。THE NOVEMBERSというものに対しては、その都度変わっていますね。

─中でも特に大きかった出来事は何ですか?

やはり独立した時が一番大きな、変化しなければならないタイミングでした。

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