オズフェスとノットフェスの合同開催、ブラック・サバスのツアー引退を発表

STEVE APPLEFORD | 2016/05/18 18:00

| オジーとシャロン・オズボーンが、9月に開催予定のイベント「Ozzfest Meets Knotfest」とオジー引退の見通しについて語る。(Photo by Kevin Winter/Getty Images) |

LAで開かれた報道向けイベントにて、オズフェスとノットフェスとの合同フェスOzzfest Meets Knotfest」の開催を発表。また、ロック・スターたちの訃報についてオジー、シャロンが語った。

「なぜ一緒にやらないの?」5月12日木曜の午後、34年近く連れ添った夫のオジー・オズボーンとスリップノットのシンガー、コリィ・テイラーの間に立ったシャロン・オズボーンが、いつも通り堂々とした態度で宣言した。彼らは、カリフォルニア州サンバーナディーノで9月24日と25日の2日間にわたり開催される「Ozzfest Meets Knotfest」という前代未聞のイベントを発表するために集結したのだ。

今回の会見の様子は、オズフェスがメタル界トップクラスの恒例イベントであり、指揮を執るシャロンと共に活気に溢れていた頃、そして今週ニュースを賑わせていたオズボーン夫妻の破局危機の兆しもなかった頃からおなじみの光景だった。「サンバーナディーノに集まって、さもないとひどい目に遭うわよ」とシャロンが言うと、鮮やかなブルーのジャケットに薄い色のサングラスをかけたオジーがニヤリと笑った。

ハリウッド・パラディアムでの会見のステージには、過去数十年にわたりオズフェスや他のメタル・イベントの開催地として使われてきた、サン・マニュエル・アンフィシアターで2日間にわたり開催される本イベントの出演陣33バンドから数名のメンバーも登場した。ヘッドライナーを務めるブラック・サバスとスリップノットをはじめ、人気バンドのスレイヤー、ディスターブド、メガデス、アンスラックスといったラインナップにより、「クレイジーな週末」になることをオジーが約束した。

オズフェスが最後にアメリカで開催されたのは2010年のことで、休止を挟みながら2013年、2015年には日本で開催された。フェス創設20周年を迎える今年は、オズフェスを主なモデルとして2012年に創設された、スリップノットのノットフェスと合同で実施することとなった。

「間違いなく、スリップノットはオズフェスに大きな借りがある。オズフェスだけでなくブラック・サバスにね」と、スリップノットのホラーマスクの上にマイクを掲げたテイラーが述べた。黒いラテックスで顔を覆い、ピエロの赤い鼻をつけたバンドメンバーのクラウンも同調してうなずいた。

フェスティバルの3ステージのうち1つは、友人であり出演者たちの多くに影響を与えた存在である、今は亡きモーターヘッドのフロントマン、レミー・キルミスター追悼がテーマとなる予定だ。「昨年、あいつと一緒に南米に行ったのだが、体力がとても衰えていたようだった」と、オジーは亡くなった仲間についてローリングストーン誌に語った。「あいつは俺に「もうすぐ、俺もお前もくたばる頃だよな」と言った。「まあ、俺は自分の生きたいように人生を歩んだ。99歳まで惨めに生きたい奴なんていないだろ?」とも言っていたよ。それがレミーなのさ。あいつは最高の友達だった」。

会見中、ステージ上のスクリーンには、黒いカウボーイ・ハットの下からカメラをにらみつけるレミーの写真が映し出された。この日の会見の締めくくりとして、オジーの元ギタリストのザック・ワイルド率いるバンド、ザック・サバスが、サバスの楽曲『Paranoid』の激しい演奏をはじめとするパフォーマンスを披露した。会見に訪れたファンは2日間分、計40ドルの早期チケットの購入を勧められた。

ステージ上にいた人たちの気持ちを代弁し、ディスターブドのシンガー、デイヴィッド・ドレイマンは「このステージにいる全員は、ブラック・サバスがいたからバンドをしている。彼らはすべての道を切り拓いたんだ」と述べた。
Translation by Shizuka De Luca

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