浅野忠信が語る、物作りの原点:"これじゃなきゃ"という存在理由が必要

By Takamura Masashi 2016/04月号 P88〜89 |
作曲や台本読み、デザインに加えて、大好きな線画によるイラストもすべてこのアトリエで行っている。 (Photograph by Katsuhide Morimoto (Little Friends))
ローリングストーン日本版 2016年4月号 
RS Life Style 物作りの原点:浅野忠信


俳優、浅野忠信。多くの人は、彼をこのように称するだろう。ただし、実際はそれだけにとどまっていない。自らが作詞作曲をするバンドで活動するミュージシャンであり、ファッションブランドのデザイナーでもある。多彩な顔を持つ男だ。そんな浅野が現在最も注力するバンド、SODA! は、彼の言葉を借りれば、「キテいる」という。

浅野:デビューして今年で3年目。当初はメンバーのやれること、やれないことも把握できてなかったし、メンバーも僕が伝えたいことを十分には理解してなかった。それが今は、お互い分かり合えてきた。何かのコピーではない自分たちだけの作り方、やり方が見えてきたんです。

SODA!のサウンドは、シンプルなメッセージをひたすらリフレインするものが多い。そのせいか、まっすぐに聞く者の胸に届く。


アトリエに設置したDJブースの横には、座右の銘「やる気!」と自らしたためた色紙を飾り、日々鼓舞している。 (Photograph by Katsuhide Morimoto (Little Friends))

浅野:ベースには、ループミュージックがあるんです。このテンションで踊りたいなってリズムを考えて繰り返していくのが好きで。そこにメッセージやメロディを乗せていきます。実は、僕らの曲には1番しかない。というのも、好きな曲にしても2、3番は覚えてないことが多いんです(笑)。結果的に、1番を連呼するこのスタイルが、自分たちには最もしっくりくるんですよね」
Interview & Direction by Tadashi Mochizuki (SUN’S&RAINBOW)

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