着実にその名を広めつつある虹色ディスコ・フェス<RAINBOW DISCO CLUB 2016>レポート

By Ako Tsunematsu
Photograph by Masanori Naruse, Jiroken, Ken Kawamura, Suguru Saito
ゴールデンウィーク初日から開催された「RAINBOW DISCO CLUB 2016」(以下RDC)。幕開けは、前日にアナウンスされたショッキングなニュースからだった。その内容は、ヘッドライナーのアンドリュー・ウェザオールの出演がドクターストップによりキャンセルになったというもの。約3年半ぶりの来日となる予定だった事に加え、今回アンドリューの対となるヘッドライナーにはアシッドジャズのパイオニア、ジャイルス・ピーターソンがアナウンスされていた。イギリスの2大レジェンドとも言える二人の初共演に興奮を覚えたファンは、決して少なくなかったはずだ。

私もこのニュースを受けて一時落胆したが、この時一番辛かったのは言うまでもなくRDCの運営チームである。彼らの苦悩は計り知れない。2010年にDJハーヴィーをヘッドライナーに迎え始動したRDCは、初回大成功を収めたがその翌年、さらに翌々年と2年連続で天候や震災の影響で開催を中止している。それでも諦めることなく玄人好みなランナップを貫き、さらに昨年からは会場をこれまでの晴海埠頭から伊豆稲取に移した。デイ・イベントから2泊3日のキャンプイン・フェスへと大胆な進化を遂げたその年、訪れた人々を大いに喜ばせたRDCは、世界的な音楽メディアである「Resident Advisor」にて世界中のフェスの中から“Top 10 April 2016 Festivals”として堂々の3位に選出された。


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