レーベル立ち上げ、MONOEYESへの参加:ART-SCHOOL休止期間を経たそれぞれの変化

By Joe Yokomizo
独特の世界を貫き1年間の活動休止を経て、待望の新譜『Hello darkness, my dear friend』をリリースしたART-SCHOOL
独特の世界を貫いてきたART-SCHOOLが1年間の活動休止を経て、待望の新譜『Hello darkness, my dear friend』をリリースした。WEBインタヴュー前半は、活休となっていた1年間について、フロントマン・木下理樹(ヴォーカル&ギター)と戸高賢史(ギター)に聞いた。

―活動休止あけのアルバムですが・・・活動休止は1年間ですよね。1年って長いようで短いわけで・・・。

木下:いや、俺には長かった。

―その間はどんな時間を過ごしていたんですか?

木下:(自身の)レーベル(Warszawa-Label)の立ち上げの準備、ホームページ制作、DVDを作り……それから、どういうスタッフとやってくのかとか。あと、展望やスケジュールを立てて、この時期にはこう動く、この時期にはこう動く、とか。普段からレコード会社で働いていたら別だったんでしょうけど、なんせわからないから。全部1からのスタートだったんで。そういう意味では長かったですよね。途中、〝ああ、現場に戻りたいな〟っていう気持ちにはなったけど、基礎体力がなかったら動けない。だから、まずはその準備というか。で、DVD(2015年5月リリースの『ART-SCHOOL LIVE ~2015.02.13 at STUDIO COAST~』)出したぐらいから基礎体力がついて、ようやくこのアルバムに対して溜まってたものをガッと出していった感じなんです。

―なるほど。基礎体力作りはどうでしたか?

木下:僕はずっとルーティンが嫌だったんですよ。いわゆる、リリースします、宣伝します、ライヴします、そして終わって、曲作りします、リリースします、ライヴします・・・っていう。その繰り返しを十何年やってきて、だんだんそこに喜びを自分の中で見いだせなくなっていたっていうのがありますね。でも、気づいたのは、そのルーティンと言われることをこなせない人は、何も面白いことはできないということで。

―ルーティンをやっていく覚悟みたいなものは十分に出来た感触ですか?

木下:いわゆる〝これだけのお金で始めます〟っていうのが〝体力〟な気がするんですよ。体力がなくなっていくということは、お金がすり減っていくことで。そうならないように体力作りをするわけですよね、ライヴをやったり、いわゆるマーチャンダイジングと言われるものをやったり。それから、うちのレーベルではアパレルラインもやってますから。それでやっていますけどね。ただ、他の人たちはどうやるのかわからないですね。

―周りを研究したりとかは?

木下:いや、この人は面白いな、と思う人のインタヴューは読むようにしてる。

―例えば?

木下:例えば、ライムスターが所属している会社の社長のインタヴューは、すごい面白かったな。"こういうふうに、同じように考えてる人がいるんだな"って。でもよく考えたら、彼は20何年前からずっとEMIのディレクターとしての経験がある方なので、僕とは全く比べ物にはなりませんよね。他には・・・そうだなあ、インディレーベルをやっている方と会ったり。で、考え方が面白いなと思う人と会って話すと、そういう人って本当に、純粋に音楽が好きなんだなって思いましたね。そこからミュージシャンモードに戻っていくのが大変だったなぁ。右脳と左脳わけてるような感じで。

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