ザ・ルーツ・ピクニック

Photo by Dan Sozanski/DS Photography/Live Nation

開催日:6月4日

開催場所:ペンシルベニア州フィラデルフィア

フェスの特徴:ぺンズ・ランディングで開催されるザ・ルーツの年に1度のパーティーは、今年で9年目を迎える。ヒップホップ界で最も活躍したバンドが、空き時間にどんな音楽を聴いているのかを知る絶好の機会だ。アメリカのトーク番組『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』のハウス・バンドは、自分たちの音楽を披露するだけでなく、最も活躍するアーティストの一人、アッシャーのバックも務める。彼は12年にリリースしたアルバム『ルッキング・フォー・マイセルフ』に続く新作の準備に入っているそうだ。ルーツ・ピクニックのように、早めに来場した者が得をするフェスティバルは、フィリーなど将来有望なアーティストを最初に拝めるチャンスである。

必見アーティスト:ザ・ルーツ、フューチャー、アッシャー、リオン・ブリッジズ、ケラーニ、ミーゴズ、ウィロー・スミス

オフィシャル・サイト:rootspicnic.com


CMAミュージック・フェスティバル

Photo by Christopher Polk/Getty Images

開催日:6月9日~12日

開催場所:テネシー州ナッシュビル

フェスの特徴:ラジオから流れるカントリー・ミュージックが現実のものとなるように、CMAミュージック・フェスティバルでは、ラインナップをあれこれ推測する必要はない。あなたが気になるアーティスト、もしくはバンドは今年ヒット曲を出しただろうか?答えがイエスなら、おそらく彼らは出演するだろう。またCMAは、ライアン・ビーバーやマーゴ・プライスといった有望なアーティストにも目を向けている。出演者はバド・ライトだらけのナッシュビルのダウンタウンで、ノーギャラでパフォーマンスを披露してくれる。一番の見どころは、ニッサン・スタジアムで行われる一連のヘッドライン・ショーだ。ミランダ・ランバート、エリック・チャーチ、クリス・ステープルトンなど、さまざまなアーティストが登場し、最後にホームカミング・キングのルーク・ブライアンが、鼻にかかった叫び声とヒップ・シェイクでショーを締めくくる。

必見アーティスト:ミランダ・ランバート、ブランディ・クラーク、クリント・ブラック、クリス・ステープルトン、エリック・チャーチ、キャリー・アンダーウッド、マーゴ・プライス、ライアン・ビーバー、キース・アーバン、リトル・ビッグ・タウン、ブラザーズ・オズボーン、ザ・キャディラック・スリーオーブリー・セラーズ、マレン・モリス、ケルシー・バレリーニ

オフィシャル・サイト:cmaworld.com/cma-music-festival/


ボナルー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル

Photo by Douglas Mason/Getty Images

開催日:6月9日~12日

開催場所:テネシー州マンチェスター

フェスの特徴:サマー・ミュージック・フェスティバルといって、すぐに思い描くのはここボナルーだろう。その理由が良い(幅広いジャンルをカバーするジャム満載のラインナップ)か悪い(暑いテントでの目覚め)かは別として。15周年を迎える今年は、デッド&カンパニー、LCDサウンドシステム、そして08年以来初めて農場に戻ってくるパール・ジャムがヘッドライナーを飾り、会場をノスタルジアが支配することになりそうだ。さまざまな才能がが集結するこのイベントには、8つのステージ、フェスの看板とも言えるスーパージャム、コメディ・シアター、映画館、ウォーター・スライド、サイレント・ディスコなど、エンターテイメントが溢れている。そして現在では全ての会場に、常設トイレとシャワーが付いている!

必見アーティスト:パール・ジャム、デッド&カンパニー、LCD サウンドシステム、 ホールジー、ハイム、ミゲル、ジョン・モアランド、J・コール、ザ・レコード・カンパニー、テーム・インパラ、リオン・ブリッジズ、ワクサハッチー

オフィシャル・サイト:bonnaroo.com


ミステリーランド

Photo by Charles Norfleet/Getty Images


開催日:6月10日~13日

開催場所:ニューヨーク州べセルウッズ

フェスの特徴:90年代初めからオランダで毎年開催されているミステリーランドは、オランダ国内で最も長く続くフェスティバルだという。そのミステリーランドが2年前、ニューヨーク州北部にやって来た。会場は、45年前にウッドストックが初めて開催された牧場である。ピース、ラヴ、そして21世紀のヒッピーの雰囲気が、エレクトロニック・ミュージックの鼓動と交じり合うフェスティバルである。

必見アーティスト:スクリレックス、ベースネクター、ローマン・フリューゲル、ライアン・ヘムズワース、ハドソン・モホーク、デリック・カーター、ムーディーマン、オマー・S、ジミー・エドガー

オフィシャル・サイト:mysteryland.us


ファイアフライ・ミュージック・フェスティバル

Photo by Theo Wargo/Getty Images for Firefly Music Festival

開催日:6月16日~19日

開催場所:デラウェア州ドーバー

フェスの特徴:ファイアフライ・ミュージック・フェスティバルは、ドーバーの外れの森の中で行われる野外フェスティバルである。キャンパーは地上で蛍の放つ光を、そしてステージ上では、ロック、フォーク、フューチャーR&Bや、エレクトロニック・ミュージックと共に、さらに多くの明かりを目にするだろう。今年で5年目を迎えたファイアフライは、一流のヘッドライナーと活気のある若手アーティストのバランスを上手く保ち続けている。

必見アーティスト:キングス・オブ・レオン、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、マムフォード・アンド・サンズ、デッドマウス、ディスクロージャー、テーム・インパラ、メジャー・レイザー、ザ・ナインティーンセヴンティファイヴ、アース・ウィンド・アンド・ファイアー、リュダクリス、ジャイ・ウォルフ

オフィシャル・サイト:fireflyfestival.com

Translation by Aki Urushihara

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