"プロフェッツ・オブ・レイジ"結成の内幕に迫る:「俺たちは革命的な特別部隊」

ザックとの近況は? 

この5年間、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのフロントマンは派手な活動はせずに、ラン・ザ・ジュエルズのコンサートに飛び入り参加したり、テニスやNBAの試合に観客として姿を見せている。

モレロ:俺からはザックに、プロフェッツとかレイジについての話をしてないんだけど、ティミーとブラッドが話してると思う。たぶん彼らの方がうまくそのことについて話せるじゃないかな。

ウィルク:最近は彼と話してないんだ。彼が今頃アルバムを作ってるってのは知ってる。彼に対しては愛と尊敬しかないんだ。彼が順調に、俺が作ってると思ってるアルバムを作ってればいいな。


「ザックを誰かと入れ替えるとか絶対ないし、俺たちはそんなことをしようとしてない」─ ティム・コマーフォード


コマーフォード:ザックと話して、彼からゴーサインをもらった。かなり嬉しいことだよね。俺たちは家族で、サポートし合ってる。俺は彼がすること全てをサポートするし、彼も俺に対して同じことをする。もちろん彼には近況を教えてる。ザックを誰かと入れ替えるとか絶対ないし、俺たちはそんなことをしようとしてない。彼はユニークなアーティストでパフォーマーなんだ。俺が知ってる彼が尊敬する人、崇拝する人、影響を受けた人が関わってくる。俺たちはそういう人たちを起用して、曲に何を与えてくれるか見てみようと思ってる。最終的には、曲が全てだからね。今必要なのは曲で、本当に必要なんだ。すげぇことになるんじゃないかな。

最後に・・・

コマーフォード:観客の前で『キリング・イン・ザ・ネーム』をやるのは、格別なんだ。エネルギーたっぷりの美しいことでね。物騒な世の中だからこそ、これ(プロフェッツ・オブ・レイジ)が必要なんだ。俺たちは過去にこの機会を逃してるから、今回は逃したりなんかしない。俺たちはやるんだ。必要なことだと思ってる。凄いことになるんじゃないかな。

モレロ:プロフェッツ・オブ・レイジは、レイジ、パブリック・エナミー、サイプレス・ヒルのパワフルなサウンドを結びつけてる。歴史の傍観者であることはこれ以上できないっていうのが、俺の主張。危険な時代には危険な曲が必要なんだ。ドナルド・トランプもバーニー・サンダースも、権力機構に憤激する人物として常にメディアに取り上げられてる。俺たちは"レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン"の本当の意味をみんなに再認識してもらうために戻ってきたんだ。国内、国際的なコミュニケーションの中で、あまりにも長い間忘れ去られてきた声の復活さ。今ここでやろう。今この瞬間にやろうじゃないか。

Translation by Miori Aien

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