クエストラヴが語る、プリンスがヒップホップの先駆者たる40の理由

「プリンスがヒップホップのパイオニアであることを裏付ける40の事実」をインスタグラムに投稿したクエストラヴ

「ゴーストライターとして無数のヒット曲を手がけた」「クレイジーな別名義をいくつも持っていた」「平凡であることを拒み、物議を醸す表現を好んだ」ザ・ルーツのドラマーが語る、プリンスがラップミュージックの先駆者たる40の理由。



プリンスがこの世を去って以来、クエストラヴはその功績を幾度となく讃えてきたが、今度はインスタグラム上で「プリンスがヒップホップの先駆者たる40の理由」を挙げてみせた。ザ・ソース誌のプリンス追悼号にインスパイアされたと語る彼は、「長尺のミュージックビデオで音楽業界に革命を起こした」「ドラムマシンのプログラミングで彼の右に出るものはいない」等、プリンスが非凡な才能の持ち主であったことを改めて強調した。

クエストラヴは他にも「ライバルたちとビーフ(公然と互いをけなし合うこと)を展開した」「リミックスという概念を生み出した(単なるディスコ・エディットではなく、オリジナルを文字どおり生まれ変わらせた)」「ゴーストライターとして無数のヒット曲を手がけた」「クレイジーな別名義をいくつも持っていた」「平凡であることを拒み、物議を醸す表現を好んだ」「B面曲を何度もヒットさせた」等、自身の主張を裏付ける様々な事実を挙げている。

また彼は、プリンスが貧しくトラブルの絶えない家庭環境で育ったこと、徹底的にDIYの精神を貫いたことなどにも触れている。「『Parental Advisory』のロゴを誕生させた」「他のアーティストをディスる曲を発表した」「完成した曲を即座にネット上で公開した」「1週間以内にアルバムを完成させることができた」等、現代のヒップホップの世界において当たり前となっていることを、プリンスは遥か昔に実践していたと主張している。

Translation by Masaaki Yoshida

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE