プロフェッツ・オブ・レイジ、LAで初ライヴを披露

次の『Guerilla Radio(ゲリラ・ラジオ)』では、チャックDとBリアルがシャウトを轟かせ、チャックDが「どこかで始めないといけない。いつか始めないといけない。/今ここでやろう。今この瞬間にやろうじゃないか」という、この曲の最大の投げかけを唱えてみせた。

ステージでの彼らのコラボレーションは、米大統領選の年に偶然に起きたのではない。チャックDの黒色のTシャツには、「Vote Rage(レイジに投票を)」と書かれたステッカーが貼られていた。また同ライヴの収益金は、カリフォルニアを拠点にホームレスを支援するチャリティー団体PATHに寄付されることになっている。

チャックDとB-リアルは、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのオリジナルメンバーのフロントマンを称えることを忘れなかった。B-リアルはザックを「俺たちの兄弟」と呼び、チャックDはバンドが常にザックのために「ポジションをのけておく」と話した。続く攻撃的なファンクナンバー『Bombtrack(ボムトラック)』では、笑みを浮かべたチャックDが、ザックのオリジナルの歌詞に「その曲を歌うことができても、それを変えることは絶対にできないんだ」と付け加えた。



セットリストはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの曲が大半を占めたが、『Shut Them Down(シャット・ゼム・ダウン)』と『The Party’s Over(ザ・パーティーズ・オーヴァー)』という2曲の新曲も披露された。またサイプレス・ヒルとパブリック・エナミーのヒット曲をも取り入れたステージでは、メンバーそれぞれが曲をより良いものするためのポイントを探していた。

Translation by Miori Aien

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