レッド・ツェッペリン『天国への階段』盗作裁判、判決前の法廷での内幕とは

By Matt Diehl
「キャットファイトはもうこのあたりでよろしいですかな」裁判長が弁護士同士の喧嘩腰をたしなめた。
米国時間623日(木)名作『天国への階段』の作曲クレジットおよび収益にかかる著作権侵害訴訟は、 レッド・ツェッペリン側の勝訴に終わった。ここでは審議6日目の法廷での模様のレポートを紹介する。

名作『天国への階段』の作曲クレジットおよび収益にかかる著作権侵害訴訟は、米国時間6月22日(水)の朝から評議に入った陪審の評決に委ねられることとなった。

"マイケル・スキッドモア v. レッド・ツェッペリンその他"裁判事件の審議6日目(ここで"その他"とは、被告企業アトランティック・レコーズ、ライノ・レコーズ、ワーナー/チャペル・ミュージックのことを指す)、エドワード・R・ロイボール連邦政府庁舎連邦裁判所の第850号法廷で、両陣営は最後の弁論を行った。ゲイリー・クラウスナー(Gary Klausner)裁判長は、原告(スピリットの楽曲『トーラス』の作曲者ランディ・"カリフォルニア"・ウルフの管財人)の代理人である訴訟弁護士とツェッペリンの弁護団にそれぞれ45分間を割り当て、8人の陪審員を説得するように命じた。

原告側のお騒がせ弁護士、フランシス・マロフィ(Francis Malofiy)は、これまでで最高のパフォーマンスで弁論を行った。先に提示してきたさまざまなテーマを、わかりやすく、力強く、簡潔にまとめ上げ、話が脱線して収拾が付かなくなることもなかった(この訴訟が始まって以来、クラウスナー裁判長は繰り返し、マロフィの尋問に対する相手側弁護士の異議を認めている)。「この事件の問題点はたった1つ、作曲クレジットなのです」とマロフィは語り始め、原告が求めているのはウルフの作曲クレジットと、『天国への階段』のロイヤリティの3分の1であると強調した。「これは盗作なんです。クレジットには、しかるべき人名が明記されるべきです」
Translation by Kuniaki Takahashi

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