今年発売20周年を迎える、名作ロック・アルバム20選

サウンドガーデン『Down on the Upside』

グランジ界のスーパースターは、このアルバムのレコーディングを行ってから1年も経たずに、1997年2月、ホノルルでの最終公演で締めくくられた不満だらけのワールド・ツアーを終えた後、解散してしまった。その日の公演で、技術的に困難な事態が発生したため、ベン・シェパードがイライラしてベースを宙に投げつけ、残りのメンバーも落胆して彼の後を追ってステージを去ったのだ。

サブライム『サブライム』

ヴォーカルのブラッド・ノウェルに、バンドの成功を楽しむ機会は訪れなかった。このブレイクスルー・アルバムのレコーディング中、ノウェルはヘロイン中毒で苦しんでいたため、バンドメンバーは彼にレコーディングを終える前にスタジオを出るように言った。その後、ノウェルは『サブライム』がリリースされる2ヶ月前に、ヘロインの過剰摂取で亡くなってしまったのだ。

スワンズ『Soundtracks for the Blind』

ニューヨークの前衛ロック・バンドは、この10枚目のアルバム(これを最後に2010年までアルバム・リリースはなかった)で、ループやアンビエントなメロディを思いのままに操っていた。

Translation by Shizuka De Luca

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