Rolling Stone

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram

知られざるエミネムのベスト・トラック20曲

MOSI REEVES, SIMON VOZICK-LEVINSON | 2016/08/05 16:30

| Photo by Gary Friedman/Los Angeles Times via Getty Images |


アウトサイダズ・フィーチャリング・エミネム『ラッシュ・ヤ・クリーク』(2000年)

かつてペースウォンやラー・ディガズを含む多数のラッパーが所属したブリック・シティ・クルーは、一時的にエミネムとも親交を持っていた。1999年にEP『ナイト・ライフ』を発表して以来、アウトサイダズは東海岸アンダーグラウンドシーンの雄として注目を集めていたが、結果的にこの曲『ラッシュ・ヤ・クリーク』が彼らの代表曲となった。バトルラップ仲間たちに囲まれ、「クサを吸ったら絶好調 16小節のフリースタイルなんてマジ楽勝」とラップするエミネムはいつになく快活だ。


エミネム・アンド・レッドマン『オフ・ザ・ウォール』(2000年)

ヒップホップ界屈指のラッパー2人がタッグを組んだこの曲は、『ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々』のサウンドトラックに収録されている。エリック・サーモンがプロデュースしたトラックは単調だが、エミネムによるブリトニー・スピアーズやクリスティーナ・アギレラへの口撃は痛快だ。しかしこの曲においては、「ひっぱがした唇で俺のケツにキスしな」という秀逸なパンチラインを残したレッドマンが一枚上手だとする声も多い。


エミネム、マスター・エース&J・ブラック『ヘルバウンド』(2000年)

2003年のグラミー賞で『ザ・エミネム・ショウ』が最優秀ラップアルバムに輝いた際、エミネムは受賞スピーチでジュース・クルーのベテランラッパー、マスター・エースに対する感謝の気持ちを述べた。2人はその数年前に、ビデオゲームのテーマ曲をサンプリングしたトラックを集めたコンピレーション『ゲーム・オーバー』(2000年発表)に収録されたこの曲、『ヘルバウンド』で共演を果たしている。ソウルキャリバーのテーマ曲をサンプリングしたこの曲で、エミネムはスリム・シェイディ節を全開させている。(「この惑星の基軸さえも破壊してやる」)マスター・エースも負けじと、「トンネルのようにディープでダークな俺のラップ / フロウはまるで逆さまの煙突から漏れるスモーク」という見事なパンチラインを残している。

Translation by Masaaki Yoshida

RECOMMENDED

おすすめの記事