シンディ・ローパーが語る、ニューアルバムと大統領選

―『アプレンティス〜』の元出演者として、トランプが大統領になる可能性は?

もちろんある。くだらない政治の質問をするのね。あの頃は、子どもたちがいい子だから、彼もいい人かもって言ってた。人をさんざんこき使った挙句、現れたと思ったら手を振って、『君はクビだ!』なんて言えるようなお利口さんになりたかったしね。でも、大統領候補としてテレビに出て、手のサイズの話(手の大きさが股間の大きさに比例するという話)なんてしないでしょ。するわけないわ。本当に子どもっぽくてバカげてる。私が、あの人を赤い核発射ボタンの傍に置きたがってると思う?私は、絶対にそんなこと思わないわよ。

―『トゥルー・カラーズ シンディ・ローパー自伝』で、業界や世界で直面した性差別について語っています。事態は好転したと思いますか?

世界で何が起きてるか見てみなさい。バカも休み休み言ってよね。政治の世界はどう?ヒラリーが初出馬した時、空港の売店で彼女のふざけたクルミ割りが売ってるのを見たことがある。足でクルミを割るようになってるの。今は、彼女があらゆる女性の代表として意見されている。『彼女はそんなに笑わない、彼女が着てる服はよくないね、彼女がこうしたぞ』ってね。で、ほかのバカ野郎どもも同じことをするわけ。男社会を見るのはもううんざり。

―では、バーニーよりヒラリーを支持すると?

ええ、そうよ。だって、金持ちはこれ以上税金を払おうとしないもの。私は、今まで払ってるものにもう少しプラスするわ。持ち分が少し減るだけだしね。

Translation by Naoko Nozawa

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