マーク・ロンソンが語る、エイミー・ワインハウスのドキュメンタリー映画『AMY』

DANIEL KREPS | 2016/07/14 15:00

| 『バック・トゥ・ブラック』のプロデューサー、マーク・ロンソンは、エイミー・ワインハウスのドキュメンタリーについて、彼女が"天才"だったことを捉えていると評価。(Photo by Samir Hussein/Getty Images) |


アシフ・カパディア監督による『AMY』は、主に家庭用ビデオによる映像と家族の記録映像で構成されており、ワインハウスが才能あふれるティーンエイジャーだった頃から、世界的な現象を引き起こした不承のスターとなるまでの足跡を追うものだ。観る者は、彼女が名声を得たとたんに彼女を利用しようとする大勢の者たちや、彼女の転落の軌跡を詳細に示す記録を目の当たりにする。しかし、ロンソンは『AMY』が、ワインハウスのユニークで、そのジェネレーションを象徴する天才としての功績を揺るぎないものにしているとも語る。

「この映画について、心から敬意を表すべきは、彼女がそもそもなぜ有名だったのかを思い出させてくれることさ。彼女は天才だった。僕でもそのことを忘れてしまうのだけど」とロンソンは言う。「忘れていたけど、彼女に『バック・トゥ・ブラック』のコードをピアノで弾いた時、彼女は1時間で歌詞を書いてきた。僕はぶっ飛んだね。そんな風に詞を書く人なんていないさ。『リハブ』もそうだった。彼女は2時間で詞を書き、それは素晴らしく率直なものだった。2006年に、リハビリ施設に行くよりもダニー・ハサウェイを聴いているほうが好きだって歌うポップ・レコードがあるなんて誰も考えなかったと思う。彼女のは、ポップス系のラジオで聴いたことがないような、限りなくオープンで、素直な歌詞だった」。

『AMY』がロンソンの称賛や、同様に緻密に構成され内省的な、カート・コバーンの『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』に匹敵する作品だとする評価を受けているにもかかわらず、ワインハウス自身の家族はこのドキュメンタリーと一切の関わりを絶っている。ワインハウスの家族は、「家族は、この映画が彼女の人生と才能を祝福できておらず、誤解を招く上に、いくつかの基本的に真実でないことが含まれていると感じています」との声明を出している。「家族とマネージメント関係者に対するいくつかの主張は、事実無根であり不公平なものです」。

2016年7月16日(土)より日本公開されるエイミー・ワインハウスのドキュメンタリー映画『AMY エイミー』の予告編動画は以下。
映画『AMY エイミー』http://amy-movie.jp/

Translation by Kise Imai

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