ジェフ・ベック、ジミ・ヘンドリックスとの思い出と最新アルバムを語る

─ストラトを愛用していたなら、変な感じがしたのでは?



ネックは留め具で付けられていて、弦をきつく締めても前に曲がったりしないようになってる。良く弾けるんだ。普通のコードにチューニングして、いつものようにスライドして弾いてみた。テキサスの石油についての曲で、少し皮肉を込めてる(笑)。

─他に本で気付いたのは、ジャズ・ベーシストのチャールズ・ミンガスからの手紙です。彼が作曲した『グッバイ・ポーク・パイ・ハット』のベック・バージョン(76年のアルバム『ワイアード』収録)を褒め称えていましたね。キャリアにおける記念の品々は、全て保管しているのですか?



俺は残念ながら、なんでもため込むタイプ。家が広ければ広いほど、もっと多くのものを持っていられるしょ。あの俺が持ってた手紙は、保管しておきたいと思った物でね。フォトアルバムに入れてたから、大丈夫だったんだ。僕にとって意味のある他のたくさんの物、写真とか大切な品々の多くは、どこかに放置されてる。バーブラ・ストライサンドからの手紙みたいにね。

─彼女は何を求めていたのですか?



それは教えられないね(笑)。

─それはなしですよ。素敵なものだったんでしょ?



いろいろと褒めてくれて、すごく素敵だったさ。

─定期的にツアーをしていますよね。健康面で心配なことはありますか?最近だと、エリック・クラプトンが、手と背中の痛みがツアーに影響がでるかもしれないと話してくれたんですけど。



俺は元気ピンピン。エリックは、神経が損傷してるんだってね。大変そうだよな。プレイに影響が出てしまったら、悲しい。俺は重たい物を運んで、手首を捻挫したことがある。それから背中が悪くて、腰の手術をしてる。頻繁に横になって休めば大丈夫。そうは言っても、物を持ち上げてるけど。

─エンジンブロックとか?



(笑)。そう。

Translation by Miori Aien

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