クイーン、トランプが楽曲を再び無断使用し「失望」

共和党全国大会の初日の夜、トランプ氏は、その夜の開会スピーチを行う妻のメラニア夫人を紹介するために『We Are the Champions』をBGMにしてステージに登場した(奇しくも、メラニア夫人についても、その演説の一部が他人の作品の無断利用ではないかという疑惑で炎上している)。クイーンは、この光景に呼応してツイッターに「我々の願いに反して、共和党大会で無断使用」とポストしている。

この6月にもクイーンは、『We Are the Champions』をトランプ氏が使用したことについて抗議している。共和党の予備選の最終ラウンドで指名を確実にした際の勝利演説前の導入に使われたのだった。クイーンのギタリスト、ブライアン・メイは自身のウェブサイトで次のように述べている。「これはクイーンの公式声明ではないが、私は、この曲の使用許可を求められてもいないし、承認もしていないことは間違いない。現在、曲の使用が続くのをやめさせるために、どのような手段が考えられるか助言を求めているところだ。トランプ氏の政治的立場に関する我々の見解に関わりなく、クイーンの音楽が政治的な活動の道具として使われるのを許容するのは、いかなる場合も我々のポリシーに反している」。

トランプ氏の陣営は、クイーンと同様に、R.E.M.、ニール・ヤング、エヴァーラスト、エアロスミスを始めとする他のミュージシャンからも、曲の無断使用で怒りを買っている。

Translation by Kise Imai

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