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映画『ハイ・ライズ』:高層マンションで繰り広げられる階級闘争を描くSFファンタジー

Peter Travers | 2016/08/06 10:00

| (C) RPC HIGH-RISE LIMITED / THE BRITISH FILM INSTITUTE / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2015 |



2013年に公開されたSFアクション・スリラー映画『スノーピアサー』では、『ハイ・ライズ』と同様の階級社会の寓話を表現するために列車が用いられた。本作では、ロバートがセクシーな隣人シャーロット(シエナ・ミラー)と共に、ドラッグ交じりの乱交パーティー(かかる音楽はロックではなくアバだ)、どん底に生存する者たちの間で繰り広げられる暴行やレイプを通り抜け、上階に上り詰めていく姿でその寓意を理解する。停電でエレベーターが停止した後に起こる出来事は地獄だ。ルーク・エヴァンスは反乱派のリーダーとして登場する。しかし、締め付けられ閉所恐怖症を引き起こしたハイ・ライズの進む先は知れている。意外性に欠ける点は残念だが、ウィートリーは映像をオーバードライブ状態にさせて、私たちの感覚に衝撃を与えてくれる。試しにひとつ、道を外してみよう。



『ハイ・ライズ』
★★★★(4/5)
監督/ベン・ウィートリー
出演/トム・ヒドルストン、ジェレミー・アイアンズ、ルーク・エヴァンス、シエナ・ミラー、エリザベス・モス、ステイシー・マーティン
8月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国順次公開
http://www.transformer.co.jp/m/high-rise/
Translation by Yuka Ueki

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