エド・シーラン、マーヴィン・ゲイの『レッツ・ゲット・イット・オン』の盗作疑惑で訴えられる

Photo by Dave Hogan/MTV 2015/Getty Images for MTV

1973年のヒット曲『レッツ・ゲット・イット・オン』の共作者であるエド・タウンゼントの遺族は、エド・シーランの『シンキング・アウト・ラウド』が『レッツ・ゲット・イット・オン』を盗作していると主張している。

英シンガーソングライターのエド・シーランが、マーヴィン・ゲイの『レッツ・ゲット・イット・オン』を共作したエド・タウンゼントの遺族から、著作権侵害で訴えられたとロイターが報じた。

タウンゼントの遺族は、エド・シーランのグラミー賞受賞曲『シンキング・アウト・ラウド』が、『レッツ・ゲット・イット・オン』の中核を成すコード進行、そしてメロディーとリズムの要素を使用していると主張している。タウンゼントは、チャート首位を獲得したマーヴィン・ゲイの1973年のヒット曲『レッツ・ゲット・イット・オン』の作詞作曲に携わった人物である。

「被告側は、『レッツ・ゲット・イット・オン』の“核”を、『シンキング・アウト・ラウド』の曲中で何度も真似て使っている」とタウンゼント側は主張している。「『シンキング・アウト・ラウド』のメロディー、ハーモニー、リズムの構成は、驚くほど『レッツ・ゲット・イット・オン』のドラム構成に似ているのです」

エド・シーランの代理人は、報道直後にコメントを発表していない。

エド・シーランといえば、タウンゼントの遺族による訴訟の数カ月前に、マーティン・ハリントンとトーマス・レナードから、盗作で2000万ドルの損害賠償を請求される訴訟を起こされたばかりだ。マーティン・ハリントンとトーマス・レナードは、エド・シーランのアルバム『X(マルティプライ)』からのヒット曲『フォトグラフ』が、2012年にXファクターの優勝者マット・カードルがレコーディングした2人の楽曲『Amazing』に、「一音一音完全に」似ていると主張していた(カードルはというと、訴訟から距離を置いていた)。

Translation by Miori Aien

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE