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米大統領選:第1回討論会における19のおかしなやりとり

Tessa Stuart | 2016/09/30 11:30

| ドナルド・トランプとヒラリー・クリントンによる討論会が、現地時間の2016年9月26日夜、ロングアイランドのホフストラ大学で行われた。(Photo by Drew Angerer/Getty Images) |


10 アメリカの抱える問題

トランプ:我が国はとても大きな問題を抱えています。アメリカは深刻な債務国です。国内には道路、トンネル、橋梁、空港、学校、病院など新たなインフラが必要とされています。しかし我々にはお金がない。クリントンをはじめとする政治家の失策によって浪費されてしまったからです。

クリントン:それから、あなたが長年に渡って連邦所得税を納めていないからかもしれませんね。

トランプ:このままではさらに無駄遣いが進んでしまう。本当に。

11 WEBサイトについて

クリントン:実に多くの批判や主張が出てくるので・・・。

トランプ:事実だ。

クリントン:ですから私のWEBサイトHillaryClinton.comに事実確認のページを設けました。そのページをご覧いただければ、何が事実なのかリアルタイムに確認できます。私の政策提案では・・・。

トランプ:私のWEBサイトも見てください。

クリントン:私の政策では、国の債務を1セントも増やしません。一方あなたの政策では、債務が5兆ドル増加します。

12 交渉により国の債務を減らせるとするトランプの主張

クリントン:あなたは自分自身を「借金王」と呼んでいます。あなたはレバレッジについて語り、さらにアメリカの債務額を減らすために債権国と条件の再交渉を行う、とまで言いました。

トランプ:それは間違っている。私は言っていない。(筆者註:トランプは実際に発言している。)

クリントン:ビジネスの世界でのスキルをそのまま政治に持ち込むことができない場合もあります。また、ビジネス界で起こったことが政治に大きな悪影響を与えることもあります。

13 職務質問(ストップ&フリスク)について

ホルト:ニューヨークの連邦地裁では、警官が不審者と判断した人を路上で呼び止め所持品検査等を行う「ストップ&フリスク」は違憲である、と判断されました。その理由として、この職務質問方法は黒人やヒスパニック系の若者に対して広く実施されていたことが挙げられています。

トランプ:違う。間違っている。それはアンチ警察の判事に提出されたもので、もう彼女の担当ではないはずです。ニューヨークの新市長はこの裁判の続行を拒否しました。裁判を続けていれば市側が勝訴したでしょう。全米各地を見ると、「ストップ&フリスク」が実施されている地区は多い。(筆者註:トランプの発言は誤りで、ニューヨークで違憲判決は下りている。)

ホルト:ここでの論点は、「ストップ&フリスク」が一種の人種プロファイリングに当たるかどうか、ということですが。

トランプ:いいや。論点は、銃を持つべきでない悪人たちから銃を取り上げなければならない、ということだ。彼らは重大犯罪者だ。1月1日以降、シカゴでは3,000件の銃撃事件があり、バラク・オバマが大統領になってから彼の出身地であるシカゴでは4,000人が銃によって死亡している。そんな場所では「ストップ&フリスク」が必要です。
Translation by Smokva Tokyo

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