映画『92歳のパリジェンヌ』:フランス元首相の母の実話から生まれた、母と娘の感動作

監督:パスカル・プザドゥー | 出演:サンドリーヌ・ボネール、マルト・ヴィラロンガほか / 配給:ギャガ
By Noriko Yamashita
(C)2015 FIDELITE FILMS - WILD BUNCH - FRANCE 2 CINEMA - FANTAISIE FILMS
"人生をいつどう閉じるか"―ユーモアの間から強い意志が伝わってくる作品。

自分の意志とは別のところでひとは生まれ、死んでいく。そんな"常識"をひっくり返すような生き方、いや、死に方が近ごろ広まっている。とくに欧米では・・・。

そう感じるのは尊厳死を扱った映画がとても多いから。フランスの元首相だったリオネル・ジョスパンの母親がモデルになっているというこの映画もそのひとつ。ひとは出生の自由こそ選べないが、人生をいつどう閉じるか、つまり自分の死に方は自分で決められるはず。


(C)2015 FIDELITE FILMS - WILD BUNCH - FRANCE 2 CINEMA - FANTAISIE FILMS

運転中に街中で立ち往生して途方にくれるマドレーヌ。この日に限ったことではなく、近ごろ何もかも出来なくなっているのだ。そして家族が顔をそろえて祝ってくれた92回目の誕生会の席で告白する。2カ月後に逝くことを。

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