オアシス、リハーサル風景を収録したレアなノーカット・ビデオを公開

オアシスは、1997年の『オール・アラウンド・ザ・ワールド』をリラックスした感じでリハーサルする貴重なビデオを公開した

ロック・レジェンドが賛否両論のサード・アルバム『ビィ・ヒア・ナウ』の再発プロモーションとして、『オール・アラウンド・ザ・ワールド』(1997年)リハーサルのレア映像が公開された。

オアシスが『オール・アラウンド・ザ・ワールド(原題:All Around the World)』(1997年)を通しリハーサルするリラックスした様子を収めた貴重な映像が公開された。ビデオでは、ロックのアイコン的存在だったオアシスが、ザ・ビートルズのポスターが貼られマーシャル・アンプの並ぶ狭いスタジオで演奏する姿を観ることができる。

ノエル・ギャラガーとポール・アーサーズの歪んだツインギターに乗せて、リアム・ギャラガーがトレードマークでもある鼻にかかった独特のヴォーカルを聴かせ、カメラは狭いスタジオ内をズームイン&アウトしながらバンドの演奏する姿を映し出す。オーケストラの演奏で肉付けされたオリジナルのアルバム・ヴァージョンとシングル・ヴァージョンは9分間を超えるが、このビデオで観られるヴァージョンではぜい肉を削ぎ落とされ、ノエルがギターソロに入るまでの約3分間がノーカットで公開されている。

『オール・アラウンド・ザ・ワールド』はサード・アルバム『ビィ・ヒア・ナウ(原題:Be Here Now)』に収められている。このアルバムは、他の何枚かのアルバムのリマスター盤再発キャンペーンの一環として、多くのボーナス・トラックも追加され2016年にリイシューされている。リイシュー盤には、カリブ海のマスティク島でノエル・ギャラガーとプロデューサーのオーエン・モリスによって1996年にレコーディングされた、伝説の"マスティク・デモ"14曲も収められている。

音楽ジャーナリスト、キース・キャメロンによる最近のインタビューでノエルは、ヒット作『モーニング・グローリー((What’s the Story) Morning Glory)』(1995年)に続いてリリースされたサード・アルバムは「チャンスを逃した作品」とコメントしている。特に、オリジナルLPの迫力のないミックスを後悔しているという。

「できあがりを聴いた時はショックだったよ。"ミックスはこうしてはいけない"という悪いお手本が満載だったんだ。むしろミックスなんてしなければよかった。誰か新鮮な目で見てくれる人間に任せるべきだった」と語った。

オアシスの成功の裏側にある怒涛の歴史をストーリー仕立てにした新しいドキュメンタリー映画(監督:マット・ホワイトクロス)が、アメリカの劇場で2016年10月26日(現地時間)に1夜限定で公開される。

オアシスが1997年の『オール・アラウンド・ザ・ワールド』をリラックスした感じでリハーサルする貴重なビデオのノーカット・バージョンは以下。

Translation by Smokva Tokyo

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