ジョン・レノンがエリザベス女王に宛てた手紙、中古レコードのジャケット内から発見される

DANIEL KREPS | 2016/10/31 19:30

| ビートルズの一員として授与された勲章を返上するにあたってジョン・レノンがエリザベス女王に送ろうとした手紙の下書きが、現地時間2016年10月26日に発見された。Bob Olsen/Toronto Star |

1969年のMBS勲章返上に際しエリザベス女王に宛てたジョン・レノンの直筆署名入りの下書きには、7万2000ドルの価値があるという。

ジョン・レノンが、ザ・ビートルズの一員として授与された勲章の返上に際してエリザベス女王に宛てた手紙の下書きが、2016年10月26日(現地時間)、英リヴァプールにあるビートルズ関連博物館で本物であると確認された。CNNが報じた。

手紙の中でレノンは、真剣に言葉を選びながらもジョークを交えて大英帝国勲章団員(MBE)返上の理由を伝えている。「英国によるナイジェリアのビアフラ戦争への介入、ベトナム戦争におけるアメリカへの支援、そして『冷たい七面鳥(原題:コールド・ターキー)』がヒットチャートから陥落しそうなため、MBE勲章を返上させていただきます」と、1969年のレノンのシングル曲もジョークとして混ぜながら返上の理由を述べている。

レノンは差出人を「John Lennon of Bag」とし、自筆の署名を添えている。「Bag」は、妻オノ・ヨーコと提唱していた平和運動から生まれた言葉「バギズム」に由来している。

この手紙の匿名の持ち主は、10ポンド(執筆時点のレートで約1300円)で購入した中古レコードのジャケットの中から、この下書きを発見した。10月26日、ザ・ビートルズ・ストーリー博物館のコレクション鑑定家は、この手紙に約7万2000ドル(約760万円)の価値があるとした。

この手紙は、レノンから女王宛ての最初の下書きだと思われる。手書きのインク部分がにじんでしまったことから、レノンは別途書き直したものを実際に送ったと想像される。

「署名がにじんでしまっているのがわかると思います。ジョン・レノンは、この手紙をにじんでしまった書き損じとして実際には送らなかったものと考えます」とコレクション鑑定家のダレン・ジュリアンがCNNに語った。「女王陛下に送る手紙なので、インクにじみなどのないきれいなものを送りたかったはずです。レノンはもう1通書いて、そちらを女王宛てに送ったものと思われます」。


The Beatles Story

持ち主がこの手紙を転売しようとしているかどうかは、今のところ明らかになっていない。
Translation by Smokva Tokyo

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