茂木健一郎が語る「尾崎論」

By RollingStone Japan 編集部

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——熱烈な尾崎ファンなんですね?
「出張先のホテルでは、いつもYouTubeで尾崎さんの歌う姿を見ているし、カラオケに行くと、ほとんど尾崎さんの歌しか歌わないんです。しかもソファの上に立ち上がったりして……スゴいことになっています(笑)」

——その尾崎さんの魅力を今日は語って頂こうと……。

「はい。まず言いたいのは尾崎さんの書いている詞のスゴさです。例えば“15の夜”の『盗んだバイクで走り出す/行き先も解らぬまま自由になれた気がした/15の夜』という歌詞。これは別にバイクを盗むことを肯定しているのではないし、そうすることで本当に自由を手に入れられると言っているのではない。彼が歌いたかったのは、ただ人間とは、止むに止まれず、そういうことをやってしまう生き物なんだということだったのではないでしょうか。“こうしなさい、ああしなさい”というのではなく、どんな時代、どんな世代の人間でも、想像し共感できる、普遍的な心の有り様を歌っているから、万人の心を打つわけだし、誰もが“ありがとう”っていう気持ちになるんだと思うんです。それが尾崎さんの魅力の1つ目」

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