Dan Grzeca アラバマ・シェイクス 2013年6月アラバマ州バーミンガム公演アーティスト: Dan Grzeca
年齢:46
ーあなたにとってポスターデザインの魅力とは?複製品に価値があるというところかな。一点ものはどうしても高額になってしまうけど、ポスターなら誰でも手にできるからね。アートを愛する人々が作品を購入してくれるおかげで、僕を含むアーティストたちはやっていけるんだからさ。ビジュアルアートと音楽を結びつけるポスターデザインは、自分の才能を存分に発揮できる仕事だと思ってる。1983年にロンドン・コーリングのポスターを手にした時以来、好きなバンドのポスターデザインを手がけることは僕の夢だった。その思いは今でも変わらないよ。
Richey Beckettメタリカ:『ザ・コール・オブ・クトゥルフ』30周年記念公演 2014年アーティスト: Richey Beckett
年齢:36
ーコンサートポスターのデザインを手がけるようになったきっかけは?キャリアの転機になった作品は?僕が初めて報酬を受け取った仕事はバンドのツアーTシャツのデザインだったんだけど、それがギグのポスターデザインに繋がることもあった。それを目にしたローカルのプロモーターたちが興味を持ってくれて、ザ・ブロンクスとアルカライン・トリオ等の大きなスクリーンプリントを手がけることになったんだ。転機になった作品があるとすれば、バロネスのツアーポスターだね。バンドが指名したアーティストたちが各ギグのポスターデザインを手がけるっていうプロジェクトの一環だったから、しっかりした予算が割り当てられたんだ。バロネスのジョンは優れたデザイナーでもあって、彼のペンとインクを使ったアートワークはこの世界でも有名だから、彼らに認めてもらえたことはすごく嬉しかったよ。
Richey Beckettブラック・サバス 2016年2月ミシガン州オーバーン・ヒルズ公演アーティスト:Richey Beckett
拠点:イギリス ウェールズ ペインズキャッスル
ーコンサートポスターのデザインを手がける醍醐味とは?いつしか音楽の世界から遠ざかってしまっていたから、この仕事にはやり甲斐を感じているよ。コンサートのポスターは1日限りの特別なイベントのために存在するわけだけど、僕はそれがすごくロマンチックだと感じる。チケットを持ってる人がショーへの期待を一層膨らませたり、何年も後になって当日のことを思い出したりする、そういうことを可能にするポスターっていうフォーマットは、すごく魅力的で特別だと思うんだ。