痛みの緩和にマリファナは有効か、NFL選手会が検討へ

By Jason Diamond
大麻が禁止薬物リストから消されるのか、依然としてハッキリとしたコメントはない(Photo by Uriel Sinai/Getty Images)
マリファナ否定のNFLに異議を唱える批評家は、大麻にはアヘン由来の鎮痛剤依存を軽減する働きがあると確信している。

大統領選と同日に一部の州で行われた大麻の合法化を問う住民投票において、カリフォルニア、マサチューセッツ、ネバダ、メーンでは嗜好品として、アーカンソー、フロリダ、ノースダコタでは医療用として、合計7つの州で賛成が反対を上回る結果が出た後で、NFL選手会は、選手に対する大麻の医療効果の可能性について検討すると発表した。選手会やリーグが禁止薬物からマリファナを除外するのか、またマリファナ使用解禁がいつ頃になるのか、まだ結論は出ていないが、少なくともNFLがこの問題について調査する意思があることは示された。

 「我々は、選手が抱える痛みの抑制に真剣に向き合っている。痛みを抑える物質としてのマリファナに対する調査は、我々が目指している方向性にかなうものだ」と、NFL選手協会のジョージ·アタラ広報副本部長は、ワシントン・ポスト紙に語った。

大麻容認の波が全米に広がるなか、多くの批評家が、大麻はアヘン由来の鎮痛剤依存を軽減し、繰り返し受ける頭部への衝撃が引き起こす浮腫を緩和する効果があるかもしれないとして、NFLの大麻に関する方針を時代遅れで危険なものと考え、見直しを求めている。

なぜNFLがマリファナ解禁にかたくなな姿勢を貫くのか、財政的な理由はもちろん、元NFLのパンター、クリス・クルーウィが今年9月にローリングストーン誌に語ったように「選手会から何らかの譲歩を引き出す」時の「交渉の切り札」として使いたいからという理由まで、いろいろな憶測が飛び交うなか、正しい方向へ一歩踏み出し、ここまで来れたと言えそうだ。大麻の使用を禁止してもマスコミからの悪評を買うだけであり、元NFLのクォーターバック、ジェイク・プラマーが考える通り、NFLは「同情を誘い、試合と選手を心配しているように見せている」のだろう。

Translation by Kyoko Kawamae

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