ストーンズ、大統領選を振り返る:ミック・ジャガー「誰もがトランプに振り回された」

ローリング・ストーンズのメンバーが米次期大統領に対する驚きと期待を語った

ザ・ローリング・ストーンズの面々は、ドナルド・トランプの勝利に対して驚く一方で期待も寄せている。

AP通信のインタヴューに答えるザ・ローリング・ストーンズのメンバーは、ドナルド・トランプの大統領選勝利に際し、何とか一筋の光を見いだそうとしているようだった。

「選挙活動中のように急進的な大統領にはならないと思う」とドラマーのチャーリー・ワッツは言う。「彼が発言してきた内容の多くはトーンダウンすると思う。もしそうでなければ、これから地獄の4年間が始まる」と、政治家嫌いのワッツは分析した。

ギタリストのロニー・ウッドは、選挙戦の結果は「衝撃だった」と認める。しかし、イギリスがEU離脱を決めた投票以降は今回のトランプ勝利を含め、「どんなことが起きても驚かない」と言う。「何かが変わってくれるだろう。できれば良い方向にね」とウッドは笑う。

クラシック・ファッションに身を包んだキース・リチャーズは、「俺にとっては空白の時間さ」と、しわがれた声で笑い、この件に関するコメントを避けた。ミック・ジャガーも核心には触れず、「アメリカ国民以外の誰もが振り回された。きれいな言葉で言えばね」と冗談めかして笑った。

トランプは選挙活動中や共和党全国大会の最後に、ローリング・ストーンズの『無情の世界(原題:You Can’t Always Get What You Want)』を使用して物議を醸した。バンド側は曲の使用中止を求めたが、トランプはその要請を無視し、大統領選の勝利演説の最後にもこの曲を流した。

Translation by Smokva Tokyo

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